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3月3日(水曜日)時点における、確保病床使用率は36.4パーセント、重症確保病床使用率は26.7パーセント、療養者数は3,348人、また、直近1週間の累積新規感染者数は2,829人となっており、療養者数及び直近1週間の累積新規感染者数は、国のレベル分類で3の基準を超えています。
12月27日(月曜日)から3月2日(水曜日)までにおける本県の感染者の状況等について、感染者の年代別で見ると、10歳未満が2,375人(16パーセント)、10歳代が2,465人(16パーセント)、20歳代が2,086人(14パーセント)、30歳代が2,117人(14パーセント)などとなっており、30歳代以下が全体の60パーセントを占めており、年代別では、10歳代が最も高くなっています。
2月中旬以降、特に10歳未満、10歳代の増加が顕著にみられ、それに伴い、親世代である30歳代、40歳代も、感染が高い水準で推移しており、家庭内での連鎖が続いているものと考えられます。
高松市保健所管内においては、2月8日(火曜日)をピークに一時減少傾向が見られましたが、先週の感染増加に合わせ、再び増加し、2月20日(日曜日)から2月22日(火曜日)にかけてピークを迎え、その後、やや低下しましたが、再び増加傾向にあります。
中讃保健所管内は、依然として高止まりの状況が続き、西讃保健所管内は、やや増加傾向にあり、また、東讃保健所管内は、やや減少傾向とも見受けられますが、県内のどの地域においても感染者が発生している状況が続いています。
現下の感染状況については、3月2日(水曜日)時点において、新規陽性者数(7日間平均)(青色の折れ線グラフ)の先週今週比が1.0、また、自宅療養者数と療養等調整中の方の合計(緑色の棒グラフ)について、先週2月23日(水曜日)時点と比較すると、2,828人から2,862人と、わずかながらに増加しています。
医療ひっ迫の具合を示す確保病床使用率(青色の折れ線グラフ)は、36.7パーセントと昨日からわずかに上昇しているものの減少傾向にあり、重症確保病床使用率(オレンジ色の折れ線グラフ)は23.3パーセントと、いずれも50パーセントは下回っております。
1月21日(金曜日)から3月6日(日曜日)までの間、まん延防止等重点措置区域が適用され、これまで、県民の皆さま、事業者の皆さまのご理解、ご協力をいただきながら、各種の対策を行ってきましたが、3月4日(金曜日)、国の基本的対処方針分科会での意見を踏まえ、政府対策本部において、本県を含む18都道府県における重点措置の適用期間が、3月21日(月曜日)まで延長されることとなっています。
措置区域については、引き続き、県下全域とし、現在の県の対策期である「感染拡大防止対策期」についても、3月21日(月曜日)まで延長します。
重点措置の延長を受け、県下全域において、夜間営業している飲食店、喫茶店に対し、三度、特措法第31条の6第1項に基づき、時短要請を行います。
要請内容は、現在の第10次要請と同様で、かがわ安心飲食店認証制度の「認証店」については、営業時間を午後9時まで、酒類の提供は午後8時までとするか、営業時間を午後8時まで、酒類の提供は客の店内持込みも含め行わないこととするか、どちらかを選択することを可能とし、今回の第11次要請の期間について、再度、選択することになります。
また、非認証店については、営業時間は午後8時まで、酒類の提供は、客の店内持込みも含め行わないようお願いします。
あわせて、特措法第24条第9項に基づき、同一グループの同一テーブルでの5人以上の会食を避けるよう協力要請します。ただし、認証店のうち、ワクチン・検査パッケージ制度登録店舗で、対象者全員検査を実施した場合は除きます。
当該要請に全面的にご協力いただいた場合は、協力金の支払い対象となります。
重点措置延長に伴う対策の方針は3つであり、1つ目は、感染の連鎖を断ち切るための対策として、増加傾向にある年齢層への対策、クラスター防止の対策、家庭内感染対策の徹底、2つ目が、感染予防の促進として、ワクチン追加接種の促進、3つ目が、人流の抑制として、県有の集客施設の休園、休館としています。
感染者の多い年齢層(10歳未満の児童)が関係する児童福祉施設等や、感染による重篤化が懸念される高齢者施設などでの感染の連鎖を断ち切るための対策として、
○感染が疑われる場合は、抗原検査キットによる検査を実施
○施設管理者に感染防止のためのチェックリストを配布
○体調不良の職員を働かせないことなど注意喚起のチラシを配布
○利用者の家族にチラシを配布し、感染防止対策の協力を呼びかけ
を行います。
本県の追加接種の状況について、ワクチン接種記録システム(VRS)によると、追加接種(3回目接種)の接種率は、3月3日(木曜日)時点で、県人口の22.3パーセント(全国22.9パーセント)となっており、全国平均よりも0.6パーセント低い接種率となっています。
県広域集団接種センターにおける追加接種については、今回、エッセンシャルワーカーや、18歳未満の子どもを持つ保護者の方も対象としています。
県広域集団接種センターの開設に先立ち、3月12日(土曜日)・3月13日(日曜日)、県庁21階において、先行接種を行うこととしており、3月4日(金曜日)正午から、専用WEBサイトにおいて予約を受け付けています。
県有施設等については、これまで、県有の2施設(栗林公園、県立ミュージアム)における新規の貸館予約を停止していましたが、重点措置の延長に伴い、人流の抑制を図り、人と人との接触機会を減らして感染リスクの低減を図るため、県内外から多くの集客が見込まれる県有の6施設(栗林公園、さぬきこどもの国、県立ミュージアム、東山魁夷せとうち美術館、瀬戸内海歴史民俗資料館、瀬戸大橋記念館)について、3月7日(月曜日)以降の土日祝日を原則、休園・休館とします。
今回、再度延長を行うことで、県民の皆さま、事業者の皆さま、特に、飲食に関連する事業者の皆さまには、長期間、大きなご負担をおかけすることとなりますが、これまでにない危機的な状況の拡大を一刻も早く食い止め、社会を可能な限りもとの状態に戻せるよう、取り組んで行きたいと考えており、3月5日(土曜日)から3月21日(月曜日)までの間を、「感染防止対策集中取組期間」に位置付け、集中的に対策に取組むことで、感染の拡大を抑えていきたいと考えていますので、ぜひとも県民の皆さま、事業者の皆さまのご協力を、よろしくお願いします。
まん延防止等重点措置の実施期間(感染拡大防止対策期)における対策
「香川県新型コロナウイルスにかかる経済・雇用対策ワーキングチーム」において、新型コロナウイルス感染症による県内経済等の状況について、現在の状況を取りまとめました。
3月10日(木曜日)までに出発、宿泊する旅行を対象に助成する、「新うどん県泊まってかがわ割」については、現在、3月6日(日曜日)までの全ての旅行について、助成の適用を停止しています。
本県における「まん延防止等重点措置」適用の延長に伴い、引き続き、3月10日(木曜日)までに出発する旅行について、助成の適用を停止します。
なお、国の要綱改正に伴い、助成期間を3月31日(木曜日)まで延長いたしますが、事業の再開は未定となっています。
3月7日(月曜日)から3月21日(月曜日)の学校における感染症対策、部活動及び特別活動などの対応など、留意すべき事項を県立学校長に通知するとともに、市町教育委員会にも送付します。
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