ここから本文です。
2021年8月28日(土曜日)現在、県内の状況を国の分科会から示された指標および目安と比較すると、直近1週間の累積新規感染者数、確保病床の使用率、入院率および人口10万人当たりの療養者数がステージ4、重症病床の使用率および直近1週間のPCR陽性率がステージ3の目安とされる数値を超えている状況です。前週の8月21日と比較すると、ステージは変わりませんが、全体的に数値に改善が見られます。
8月21日から8月27日までの1週間の香川県の感染者の状況等を分析すると、依然として若年層の感染が中心となっています。感染するとより重症化しやすい40代から60代の感染は31パーセントであり、70歳以上の感染者は6パーセントでやや増加傾向がみられますが、ワクチン接種が進む前と比べると少数にとどまっています。
居住地別では、高松市の割合が44パーセントと8月初旬に比べて低下している一方、県内全域では感染者の増加がみられます。
重症者の状況について、7月28日以降に発生した感染者の方で、重症となった方は15人です。
感染者が増加した5月と比較すると、前回全くいなかった40代の方が、全体の33パーセントを占めるまでに増加するとともに、前回は合計で58パーセントを占めていた70歳以上の方がみられなくなっています。
年代別の状況等から、ワクチン接種による重症化予防の効果が得られているものと考えられます。
基礎疾患などのリスク要因が少ない方でも、重症化の可能性があり、今回重症化の中心を占めていた40代から50代の方については、ワクチンの積極的な接種と感染防止対策の徹底をお願いします。
県の広域集団接種センターでの新型コロナウイルスワクチンの接種については、8月2日(月曜日)から8月22日(日曜日)までの3週間で、1回目の接種を合計15,070人の方に行いました。この15,070人に対して、8月23日(月曜日)から9月12日(日曜日)までの3週間、2回目の接種を順次、実施します。
また、接種対象に妊婦の方を追加し、9月11日(土曜日)と9月12日(日曜日)に1回目の接種を高松会場の香川大学体育館で行う予定です。募集は、8月30日(月曜日)から9月3日(金曜日)までの9時から17時に、薬務感染症対策課内の専用電話(電話番号:087-832-3923)で予約を受け付けます。
市町ごとの接種率には差がありますが、ワクチンの配分については、国から9月末までに12歳以上の8割に相当する量を配分する計画が示されています。接種率の低い市町においては、この配分計画に基づき、計画的により早期の接種を進められるようお願いします。
高松市内の飲食店への営業時間短縮等の要請を踏まえた巡回を実施しています。まん延防止等重点措置に基づく営業時間の短縮要請に応じていただけていない店舗については、実地調査後も、正当な理由がなく応じていただけない場合は、弁明の機会などの手続きを経て、期間内に、文書による命令等、特措法に基づく適切な措置を講じます。
高松市における新規感染者のうち、会食・外食歴のある方の割合は逓減しており、直接的な効果とまでは言えませんが、時短の効果が出てきているのではないかと考えられます。高松市内の飲食店の時短が開始された8月7日以降において、歓楽街の人出の減少が見受けられます。
高松市以外の飲食店に対する営業時間の短縮等の協力要請の関係資料を、まん延防止等重点措置の一覧に反映しました。
まん延防止等重点措置の実施によって、本県全域におけるイベント開催の人数上限が5,000人以下となること等に伴い、「催物(イベント等)の開催に係る留意事項」について、所要の改正を行いましたが、国の事務連絡を踏まえて、その取り扱い期限を「当面8月末」から「当面10月末」まで延長します。
新型コロナウイルスの影響を受けた県内経済を下支えするとともに、その早期回復を図り、総合的な経済・雇用対策を推進するため、「香川県新型コロナウイルスにかかる経済・雇用対策ワーキングチーム」において、各種統計指標等から県内経済等の状況をとりまとめました。
各市町教育委員会の対応について、2学期の始業式は8月25日としていた5市町(坂出市、善通寺市、さぬき市、東かがわ市、土庄町)全ての教育委員会において、9月1日に変更されています。残り12市町は9月1日の始業から変更ありません。
9月1日からの対応については、7市町(高松市、丸亀市、坂出市、善通寺市、さぬき市(小学校のみ)、三木町、綾川町)が授業時間を午前授業に変更することにしています。残り10市町は、通常通りの授業時間で対応します。
このページに関するお問い合わせ