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2021年8月3日(火曜日)現在、県内の状況を国の分科会から示された指標および目安と比較すると、直近1週間の累積新規感染者数、確保病床使用率、入院率、人口10万人当たりの療養者数及び直近1週間のPCR陽性率が、ステージ3の目安とされる数値を超えており、その他の指標は下回っている状況です。
7月下旬(7月21日~7月31日)の香川県の感染者の状況等については、若年層の感染者が多く、感染経路が判明している人は全体の約51パーセント、県外滞在歴がある人は約21パーセント、外食・会食の機会があった人は60パーセントとなっています。居住地別では、高松市が全体の約79パーセントを占めています。
本県の7月下旬の新規感染者数の59.5パーセントに、何らかの会食・外食歴があり、高松市の人が約半数となっています。41.7パーセントの人が県内飲食店を利用しており、このうち高松市の店を利用した人は、40.5パーセントとなっています。
夜間に酒類を提供し、会食が行われると想定される飲食店の利用やそこを利用した人からの2次感染が多くなっています。
本県では、感染拡大リスクが急激に高まる「感染急増段階」に入ったと言わざるをえない状況となっています。
これまでの感染拡大期に比べて高齢者比率は大きく低下している一方で、30歳代以下の新規感染者の割合が約8割を占め、若い世代での感染が急拡大しています。感染者の行動歴として、会食・外食等の機会があった人が約6割にのぼり、2次感染につながって家庭や職場などで広がっています。今般の感染拡大局面では、県全体の感染者のうち約8割が高松市に集中しているなどの特徴があります。
高松市内の主要駅周辺における夜間の人出、人流に関しては、6月から夏休み時期を迎える7月中旬にかけて増加しており、4月から6月の水準よりも高くなっています。
本県の新規感染者数の増減は、東京都や大阪府の増減の推移に一定程度、連動していることが見てとれ、デルタ株の置き換わりが進む東京都や大阪府が増加している中で、本県もその影響を少なからず受け、厳しい状況が続くことが予想されます。
今後、感染力が高いデルタ株の一層の広がりを受け、感染爆発の状態に陥らないようにするため、「大人数・長時間の飲食」、「マスクなしでの会話」といった場面が生じやすく感染リスクが高いと指摘されている飲食の場を避ける観点から、感染者数の増加が顕著な高松市に限定し、8月7日(土曜日)から8月20日(金曜日)までの2週間、飲食店への営業時間短縮について、再度の協力要請を行います。
飲食店への営業時間短縮については、国の基本的対処方針などに定められている感染拡大防止の取り組みで、感染が拡大している他の都道府県においても実施されています。
高松市内の時短要請対象店舗の従業員の方を対象に、一斉のPCR検査を実施します。時短要請とあわせての効果発現を目指すため、申込期間を8月7日(土曜日)から8月20日(金曜日)の2週間とし、希望する店舗からの受け付けを行います。
現在、実施している広域集団接種において、県内の飲食店の従業員を優先接種の対象者に加え、飲食店従業員の皆さまが安心して仕事に従事でき、利用者の皆さまが安心して利用できる環境づくりを進めます。
県主催の行事・イベントについて、原則、中止・延期することとます。
令和3年度補正予算について、合計12億5,600万円余を専決処分しています。
感染者数の増加が顕著な高松市内に限定し、夜間営業している飲食店、喫茶店に対し、第5次の営業時間短縮を要請し、全面的にご協力いただいた飲食店には、協力金を支払うこととします。
「かがわ安心飲食店認証制度」の認証店については、通常営業もできますが、営業時間短縮に応じていただいた場合には、ご協力いただいた日数分の協力金を支払います。
申請手続きなど、今までの協力金と同様の内容となる予定ですが、詳細は、現在検討中につき、後日公表します。
飲食店への営業時間短縮の要請にあわせて、8月7日(土曜日)から8月20日(金曜日)までの期間中、午前0時から午前5時まで及び午後8時から午後12時までの時間帯について、高松市内における「Go To Eatキャンペーンにおける食事券及びオンライン予約ポイントの利用自粛の呼びかけ」を行うよう、同キャンペーンの実施主体である農林水産省に依頼します。
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