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ただいま上程されました議案の御説明に先立ち、本県における新型コロナウイルス感染症対策の現況等について御報告いたします。
本県では、1日の感染者数が連日400人を超えていた2月中旬から3月上旬にかけての時期からは低下しているものの、年度末以降、新規感染者数が増減を繰り返しており、一昨日までに38,448名の感染者を確認し、そのうち、120名の方がお亡くなりになられました。お亡くなりになられた方々には心からお悔やみ申し上げますとともに、療養中の皆様におかれましては一刻も早く快復されることを願っております。また、感染拡大防止と社会経済活動の両立のため、県民の皆様、事業者の皆様には、警戒レベルに応じて様々なお願いを申し上げてまいりました。改めて、格別の御理解・御協力を頂いておりますことに、感謝申し上げます。
全国的には、新規感染者数が増加傾向にある地域も見受けられますが、本県では、クラスターが多く発生している高齢者施設等の対策の強化にも取り組んできたところであり、現状では、医療のひっ迫具合を示す確保病床使用率は30%を下回って安定的に推移し、重症確保病床使用率も10%を下回って推移していることから、医療提供体制が十分に確保され、医療が必要な方に適切な対応ができている状況にあるものと考えております。
しかしながら、国において、現在の全国的な感染者数の増加には、接触機会の増加と、BA.2系統への置き換わりが強く影響していると考えられる、との分析がなされていることなどを踏まえ、5月15日までを「感染拡大防止対策期」と位置づけ、引き続き、高い警戒態勢を維持していくこととしております。
また、ワクチン接種につきましては、各市町において接種促進に努められているところですが、県としても追加接種の促進を図るため、5月の土曜日及び日曜日の計8日間、県庁舎において、広域集団接種センターを設置することとしており、引き続き、希望される方ができるだけ早く受けられるよう、国や市町とも連携しながら取り組んでまいります。
ゴールデンウィークを迎える中で、旅行や帰省などで人の移動が増え、会食の機会も多くなることが想定されます。
県民の皆様、事業者の皆様には、大切な家族や友人、仲間に感染させることがないよう、基本的な感染対策の徹底に加え、特にオミクロン株の特徴をふまえ、定期的な換気やこまめな手洗い、消毒などの感染リスクを減らす取組みの徹底に、御理解と御協力をお願いいたします。
私としましては、県民の皆様の安全・安心の確保に向け、県議会との緊密な連携のもと、国や市町、医療関係者等と一丸となって、引き続き感染拡大防止と社会経済の回復の両立に向けて全力で取り組む所存であります。
さて、今議会に提案いたしました議案につきまして、その内容を御説明いたします。
第1号議案は、2月県議会定例会後に、令和4年度の税制改正により、法人事業税について外形標準課税対象法人に対する所得割の税率の見直し等、不動産取得税について新築住宅用土地の特例措置の延長などを内容とする地方税法の一部改正が行われたことに伴い、香川県税条例の一部改正について専決処分をしましたので、議会の承認を得ようとするものであります。
議員の皆様方におかれましては、御審議の上、よろしく御議決賜りますようお願いいたしまして、説明を終わります。
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