瀬戸内海歴史民俗資料館
Seto_Inland_Sea_Folk_History_Museum
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開館50周年を記念してアーティストの五十嵐靖晃さんと取り組むアートプロジェクト「そらあみ-瀬戸内海歴史民俗資料館-」のワークショップを行います。瀬戸内海で使われるさまざまな網は、海底の地形や潮流、魚の習性などをふまえて作られたもので、海の自然と人の知恵が生み出した瀬戸内文化の象徴と言えます。
このプロジェクトでは、網をテーマとして海と人の関わりに目を向け、「編む」という所作からはじまる民俗資料の新たな鑑賞体験を試みます。
ワークショップでは、館内見学や漁網についてのミニレクチャーを聴いた後、五十嵐さんと一緒に《そらあみ》を編みます。その続きは来館者が編み、秋には完成した《そらあみ》を展示室に掲げます。
日時 |
令和5年7月22日(土曜日)・23日(日曜日) 各10時~15時・同内容 |
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場所 | 瀬戸内海歴史民俗資料館 |
対象 |
中学生以上(中学生は保護者同伴) |
定員 | 各日15名(先着順、1組3名まで) |
備考 |
午前から午後にかけての作業となります。 各自で昼食を持参してください。 |
申込方法 |
電話または来館で申し込み |
申込期間 |
令和5年7月4日(火曜日)~、定員になり次第終了 |
組織 |
主催 瀬戸内海歴史民俗資料館 船の科学館「海の学びミュージアムサポート」 |
申込問合先 |
電話:087-881-4707 (高松市亀水町1412-2) |
講師紹介
五十嵐靖晃(いがらし・やすあき)
1978年千葉県に生まれる。2005年東京藝術大学大学院修了。土地に住み、そこで出会う人達と共に、普段の生活の中に新たな視点と人の繋がりをつくる試みをしている。日比野克彦とのプロジェクトで2005年にヨットで日本からミクロネシアまで約4000kmの航海を経験する。[瀬戸内国際芸術祭2013]では、沙弥島で島人と共に漁網を編むことで、人を繋ぎ、記憶を繋ぎ、網の目を通して土地の風景を捉え直す≪そらあみ≫を制作した。
≪そらあみ≫とは
参加者とともに漁網を編み、空に掲げることで、人と人、海や島の記憶を繋ぎ、網の目を通じて土地の風景を捉えなおすアートプロジェクト。空に立ち上げた≪そらあみ≫は、見慣れた風景の中に潜む記憶を浮き上がらせ、その土地に息づく見えない姿を気づかせてくれます。また、漁網の編み方は世界共通のため、国内外各地に展開し、海の繋がりを編み広げていっています。今回は「編む」ことを通じて民俗資料の新しい観賞体験を試みる、≪そらあみ≫の更なる可能性を探る機会となります。
今後のスケジュール
≪そらあみ≫制作
期間令和5年7月22日(土曜日)~9月3日(日曜日)
期間中、展示室で来館者が≪そらあみ≫を編むことができます。
≪そらあみ≫展示
期間令和5年10月14日(土曜日)~11月26日(日曜日)
みんなで編んだ≪そらあみ≫を展示室に掲げます。
Photo/ManamiTakahashi(高橋マナミ)
≪そらあみ≫の展示風景(2019年)
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