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江戸時代、異国に漂流した人たちが帰国後、その経緯や漂流先の出来事を話した「漂流譚(ひょうりゅうたん)」は、多くの人たちの関心を集めました。
その時に書かれた、古文書を読み解き当時の様子を紹介します。
文政13年(1830)8月、津田村出身の勝之助が乗船した岡山の神力丸は、岡山藩の年貢米などを江戸へ廻送している途中、紀州潮岬付近で暴風雨に遭遇し、自力航行不能となってしまいます。その後フィリピン・バターン諸島のひとつに漂着します。
現地地方官の取り調べを受け、勝之助一行はマニラからマカオ、広東へ移送され、天保2年(1831)10月乍浦という地から中国人商船により長崎に送還されます。一行は長崎奉行所で詳細に調べられた後、天保3年(1832)7月から8月にかけて船員それぞれが生地に帰郷します。
このような記録など、江戸時代に難船となり異国に漂流した記録を紹介します。
イラスト池添雅美
日時 | 令和元年10月12日(土曜日) 午後1時30分~午後3時 |
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会場 | 瀬戸内海歴史民俗資料館 研修室 |
講師 | 瀬戸内海歴史民俗資料館 主任専門職員 芳澤直起 |
演題 | 江戸時代異国漂流譚 |
定員 | 40名(先着順) |
聴講料 | 無料 |
申し込み方法 |
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