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会期 | 令和6年1月2日(火曜日)~1月28日(日曜日) |
開館時間 | 午前9時~午後5時(入館は閉館の30分前まで) |
休館日 | 1月22日(月曜日)のみ |
会場 | 香川県立ミュージアム常設展示室1 |
展示内容 |
新春の寿ぎの晴れやかな季節にあわせて、本展では、江戸時代後期に高松藩の御用で活躍し、讃岐(香川)漆芸の蒟醤(きんま)・彫漆(ちょうしつ)・存清(ぞんせい)の三技法の礎を確立した玉楮象谷(たまかじぞうこく)の作品をはじめ、令和6年の干支「辰」にちなんだ「龍」の作品や吉祥(きっしょう)の意匠(デザイン)をテーマに紹介します。また、本県で初公演となる「能楽キャラバン」の開催※に関連し松平家歴史資料コーナーでは、能面なども公開します。特別展「第70回日本伝統工芸展」とあわせてぜひご覧ください。 「日本全国能楽キャラバン!in香川」令和6年1月24日(水曜日)レクザムホール(香川県県民ホール) |
展示点数 | 32件37点 |
観覧料 |
一般410円、団体(20名以上)330円
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日時 |
1月7日(日曜日)、1月21日(日曜日) 各日、午後2時30分~(30分程度) |
場所 |
常設展示室1 |
備考 | 申込不要、観覧券が必要。 |
香川県指定有形文化財堆朱鼓箱(ついしゅつづみばこ) 玉楮象谷(たまかじぞうこく)嘉永6年(1853) 能好きだった10代藩主頼胤(よりたね)のために作られた鼓箱。小鼓(こつづみ)二丁を収納できます。朱漆層を二段に彫り分ける彫漆(ちょうしつ)技法により、蝶、牡丹、菊の文様をあらわし、ふた面に松平家の三つ葉葵(あおい)の家紋を大きく配しています。製作過程で二度、頼胤による御覧があり、本作に対する藩主の強い関心がうかがえる品です。意匠は高松藩絵師の狩野親信(かのうちかのぶ)が描いた下絵をもとにしていますが、蝶の羽、牡丹と菊を下絵にない亀甲(きっこう)や卍(まんじ)の繋ぎ文で装飾するなど、象谷によって加えられた表現も確認できます。象谷の彫漆作品のなかでも、大きく重厚感のある豪華な逸品です。 |
七言絶句「慶安壬辰(みずのえたつ)元日(がんじつ)試筆(しひつ)」 伝徳川光圀(みつくに)筆慶安5年(1652) この書のタイトルにある「試筆」とはいわゆる書初めのことです。落款(らっかん)(サイン)はありませんが、高松藩主初代松平頼重(よりしげ)の実弟・徳川光圀のものとして松平家に伝えられて来ました。「慶安壬辰」(慶安5年/1652)の元日、金銀で装飾された小さな色紙に謹厳な筆で、元日の清々しい情景と、早朝に若水を汲み、茶を新たにうけて新年を祝ったという元日の様子が詠まれています。 |
能面大癋見(おおべしみ)江戸時代 「癋見(べしみ)」とは、口をヘの字形に強く結ぶ「へしむ」に由来します。この能面は、吽(うん)形系の鬼神(きしん)面のひとつで〈鞍馬天狗(くらまてんぐ)〉などの天狗役に用いられます。能面を納める、箱のふた裏に貼り付けられた文書に、8代将軍徳川吉宗が毛描きをしたと記されています。吉宗の次男・宗武(むねたけ)を祖とする御三卿(ごさんきょう)の田安(たやす)徳川家の所蔵品でしたが、近代に高松松平家にもたらされました。 |
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