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会期 | 令和2年3月27日(金曜日)~5月17日(日曜日)
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展示内容 | キセルを手にした著名な平賀源内の肖像を描いたことで知られる木村黙老(もくろう 1774~1856)。江戸時代後期の高松藩家老として坂出塩田を開くなど経済政策に実績をあげた優れた政治家でしたが、その一方で芝居見物や小説に熱中し、自らも詩画をよくした文化人でした。 大部の随筆『聞くままの記』を書いて源内晩年の殺傷事件を伝えたり、地誌『讃岐国名勝図会(ずえ)』の編纂に関わったりと、私たちがイメージする江戸時代の讃岐像は、実は黙老が関わっていることが少なくありません。 高松松平家には江戸時代の美しい博物図譜が伝来していますが、その制作に源内が手を貸したと証言しているのも黙老です。また木村黙老は、『南総里見八犬伝』・『椿説弓張月(ちんせつゆみはりづき)』などの長編小説で人気を集めた曲亭(滝沢)馬琴の「三親友」の一人として知られ、二人の交流は近世文学史に名を刻んでいます。 木村黙老を取り上げた展覧会としては約40年ぶりとなる本展では、この黙老の多岐にわたる活動を、交流した人物やその関連史料とあわせて紹介するとともに、膨大な黙老旧蔵資料の成り立ちやその後のゆくえも探ります。 また、同会場では文化財保護法70年を記念して、国宝の「肥前国風土記」(個人蔵)を4月21日(火曜日)から5月17日(日曜日)まで公開します。 |
展示点数 | 33件86点 |
組織 | 香川県立ミュージアム 常設展示室1 |
観覧料 | 一般410円(330円) *( )内は20名以上の団体料金 *高校生以下、65歳以上の方、身体障害者手帳等をお持ちの方は無料 |
日時 | 令和2年4月18日(土曜日) 令和2年5月2日(土曜日)13時30分~ *申し込み不要、観覧券が必要 |
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場所 | 常設展示室1 |
寛永年間(1624~44)の江戸城下を描いた絵図で、木村黙老が所持していたと考えられるもの。向かって左端に年紀と署名があり、享和4年(1804)に「瀧澤解(とく)」が写させたことがわかる。滝沢解とは、『南総里見八犬伝』などの長編小説で人気を集めた曲亭馬琴(1767~1848)の本名で、香川県内には馬琴の旧蔵資料がいくつかまとまって残されているが、本資料もその一つ。黙老は馬琴の親友の一人として知られ、その蔵書の一部を買い取っていることから、本資料も黙老と馬琴との交流から香川県にもたらされたとみられる。
室町時代の戦記を書写したもの。冒頭に「瀧澤文庫」の朱印があり、曲亭(滝沢)馬琴の旧蔵本とわかる。末尾には馬琴自身による書き入れがある。
黙老52歳の作品で、アイヌの風俗が描かれる。文政8年(1825)の賛がある。北方探検家の近藤重蔵の図を模したと記される。
黙老晩年の安政2年(1858)の作品。黙老の玄孫(やしゃご)にあたる佐竹氏のもとに伝えられたもの。
【文化財保護法70年 国宝の公開】
同会場にて4月21日(火曜日)から5月17日(日曜日)まで公開。『風土記』は和同6年(713)に元明天皇の勅命によって国ごとに地名の由来や産物、伝説などを記し、各国から朝廷に報告したもので、まとまって現存するのは5か国分。この『肥前国風土記』は諸伝本があるなかでその祖本に相当し、現存最古の古写本として貴重である。
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