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公開日:2022年3月1日

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あちこち旅日記

会期

令和4年3月8日(火曜日)~5月8日(日曜日)
前期:令和4年3月8日(火曜日)~4月10日(日曜日)、後期:令和4年4月12日(火曜日)~5月8日(日曜日)

会場 香川県立ミュージアム設展示室1
展示内容 今日の日本においては、旅は誰もが自由にでき、旅が好きな人も多くいると思います。しかしながら、江戸時代において私的に旅をするには一定の手続きが必要であり、民衆が旅をする機会も多くはありませんでした。その一方で、旅に出た人の中には、旅の記録や記念として日記をつける人も現れます。
今回の展示では、当館が所蔵する様々な旅日記(道中記)の記述などから、伊勢神宮参詣や金毘羅参詣など、民衆の旅の様子について、江戸・明治時代を中心に紹介していきます。
あわせて、会場では水主(みずし)神社(東かがわ市)旧蔵の女神像・倭迹々日百襲姫命坐像(やまとととひももそひめのみことざぞう)(国所有、重要文化財)を4月24日(日曜日)まで、藤原佐理(すけまさ)筆詩懐紙(国宝)を4月26日(火曜日)から5月8日(日曜日)まで特別公開します。
展示点数 41件52点
観覧料 一般410円(330円)(内は20名以上の団体料金
*高校生以下、65歳以上、障害者手帳をお持ちの方は無料

 

関連行事

担当学芸員によるミュージアム・トーク

日時など

日時:令和4年4月2日(土曜日)、5月8日(日曜日)各日13時30分より30分程度
場所:常設展示室1(観覧券必要。参加無料・申込不要)
参加者多数の場合、受付を締め切らせていただく場合がございます。

 

主な展示作品

「天保八年ノ日本地図全」部分保8年(1837)館蔵

日本各地の街道を表した旅行マップのようなもの。折り畳んで携帯できるようになっており、東海道・中山道・奥州街道・日光街道などの主要街道が記されている。※前期展示

「日光山同善光寺参詣道中記」嘉永5年(1852)館蔵
「羽黒山湯殿山月山参詣記」安政2年(1855)種村長佐衛門館蔵
「仙台道中記」慶応2年(1866)館蔵

旅をする人の中には、旅の記念として自身の旅を日記にして書き留める者も存在した。旅を終えた者の中には、自身が旅したことを仲間内で話したり、自分が次に旅するときに旅日記を参考とする者もいた。

「西路の日なみ」江戸時代口屋清兵衛館蔵

水口屋清兵衛が、京から金毘羅まで旅したときのことをつづった旅日記。旅をした期間は5月8日から22日の約2週間。15日に金毘羅に来ており、資料内には清兵衛が描いたと思われる挿絵があり、文字情報の多い旅日記の中では、めずらしい資料である。

 

特別公開

国宝「詩懐紙」安和2年(969)原佐理(すけまさ)筆

高松松平家歴史資料館蔵

藤原佐理(944~998)は「三跡(さんせき)」と称された平安時代の書の名人。安和2年に祖父藤原実頼(さねより)が主催した詩歌会で詠んだ詩を清書したもので、現存最古の詩懐紙。
※4月26日~5月8日まで。

 

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