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公開日:2024年12月18日

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知事記者会見 令和6年12月16日(月曜日)

知事記者会見録

  • 日時:令和6年12月16日(月曜日)13時00分から13時25分
  • 場所:香川県庁本館9階 県政記者室
  • 作成:広聴広報課

 


【22分15秒付近の知事の回答を次のとおり訂正します。】
誤)周辺の住民にも理解をあらかじめいただいている
正)周辺の住民にも理解をあらかじめいただくよう指導している


【22分29秒付近の知事の回答を次のとおり訂正します。】
誤)事前にも了解をいただいています。
正)事前にも了解をいただくよう指導しています。


【22分50秒付近の知事の回答を次のとおり訂正します。】
誤)その際には、今確保している他の養鶏場で考えているようなところを充てていくということになります。
正)その際には、地元市町とともに埋却地の確保を支援していくということになります。
 

報告項目

・前月の交通死亡事故について
・香川県立アリーナ開館記念式典の参加者募集について

 

報告事項

【前月の交通死亡事故について】
知事:まず、11月の交通死亡事故につきまして、お配りしておりますこのマンスリーレポートにもとづきまして、ご報告いたします。残念ながら1件発生して、お1人の方がお亡くなりになりました。事故の内容ですけれども、11月9日土曜日、午前5時8分ごろ高松市内の国道で、原付で走られておられた方が街路樹に衝突をして、自損ですけれども、運転していた30代の方が亡くなられたというものでございます。この自動二輪の事故ですけれども、車両単独の事故、今年は1件目ですが、過去にも重ねて発生しておりまして、平成31年から令和5年までの5年間で10件発生して10人の方が亡くなられております。これから寒くて路面凍結が心配される季節になりましたので、なおこの自動二輪の事故への注意を呼びかけて参りたいと思います。
4点ここにございますが、1点目は路面凍結についての危険予知をしていただきたいということで、特に橋の上とかトンネルの出口、出入口の付近は、そこだけ凍っているということもありますので、お気をつけいただくということが重要であります。2点目は、バイクについても、安全速度が一番重要なことであります。3点目は、この11月9日の事故もそうですが、漫然運転がこの事故を引き起こしております。緊張感を持って、前方の注意をしながら、急ハンドル急ブレーキを避けた運転のお願いでございます。最後にヘルメットについては、あご紐をきちんと閉めないと、転倒したときに外れて効果が発揮されないことがありますので、正しい着用をお願いしたいと思います。皆様方にもまた機会を見つけて、交通事故防止の報道、呼びかけにご協力いただければと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

【香川県立アリーナ開館記念式典の参加者募集について】
それから2件目は、香川県立アリーナ開館記念式典について、参加者の募集を今週水曜日から開始をするというお知らせでございます。先月29日に工事が竣工しまして皆様方にも取材報道いただきましてありがとうございます。今、中の備品の整備などを行っておりまして、来年2月24日の開館日に向けて準備を進めているところでございます。この2月24日の開館日に、県民の皆様にも参加をいただいた開館記念式典を開催したいと考えております。その一般参加者を、12月18日水曜日、明後日から開始をいたします。募集人数は2,500名を予定しております。この開館記念式典においては、香川県ゆかりの著名人の皆様にも出演していただくようご案内をしておるところでございます。ぜひ、県民の皆様にもご参加をいただき、一緒にお祝いをしたいと思っております。ぜひ奮ってご参加をお願いしたいと思います。この後、教育委員会から報道発表資料を提出させていただきます。なお、詳細につきましては教育委員会新県立体育館整備推進課にお聞きをいただければと思います。
私からの報告は以上です。
 

質問項目

1.高松空港の発展への期待感等について
2.12月3日の「非常戒厳」のソウル線への影響について
3.高松空港の増改修にあたっての知事の期待感について
4.ことでんの新造車両について
5.愛媛県での鳥インフルエンザ発生を受けての対応について
 

質問事項

幹事社:今回は高松空港の発展への期待感等についてお伺いします。高松空港は、ちょうど今日16日に開港35周年を迎えました。現在、国際線はチャーター便を含めて週33往復と過去最多となっているほか、年明けからはターミナルビルの増改修工事も始まることになっています。そこで空港の発展への期待感と今後の路線拡充に向けた考えをお伺いします。

知事:
【1.高松空港の発展への期待感等について】
高松空港ですけれども、先週の土曜日に開港35周年を迎えることができました。関係者の皆様のご努力により、このように無事迎えられ、盛大な式典が行われたことを大変うれしく思います。今後の期待感ですけれども、この高松空港、非常に交通の利便性、アクセスが良いという特色がございます。四国3県にもまた中国の特に岡山、広島、そして近畿圏へも視野に入れて、アクセスがしやすいという利便性がございますので、この利便性について、エアラインの方に非常に好意的にとらえていただいております。そういった意味で、これからも路線の増便、そして新規路線の開設、そしてそれを通じた高松空港の利用者増が大いに期待できるところだと思っております。そして高松空港の利用が増えれば、それに伴って香川県の経済にも大きなプラスの影響が期待できるというふうに考えております。今後の路線拡充の今の状況でございますけれども、まず、国際線におきましては、東南アジアの中で特に日本へのインバウンドの可能性が大きいタイ、それと県内企業の海外投資拠点も多い、また、今技術者の県内への就労も増えてきているベトナム、ここを次のターゲットといたしまして、現在、新規路線の開設を見据えてのチャーター便を誘致し、一部実施が始まっているところでございます。一部実施につきましては、今年8月に双方向のチャーター便がベトナムとの間で2往復実現をしました。来年3月にも、タイとベトナムでそれぞれ2往復運航する予定が決まっているところでございます。こういったチャーター便を重ねながら、できるだけ早く新規路線の開設に向けて、県としても積極的に取り組んで参りたいと思います。
また国内線につきましては、過去に運航実績があります札幌・仙台を重点的な路線と考えておりまして、現在チャーター便の誘致を行い、一部実施も行っているところでございます。今後ともこの2都市との路線開設に向けて取り組んで参りたいと思います。

【2.12月3日の「非常戒厳」のソウル線への影響について】
記者:先ほど少し国際線の件と関連してしまうのですが、12月3日に韓国で非常戒厳がなされまして、こちらについて何か県内の国際線の影響など、もし把握しているものがありましたら教えてください。

知事:韓国の今の政治状況に関係してでございますけれども、現時点においては、団体予約、個人予約の双方において、大きな影響は見られていないと伺っております。

【1.高松空港の発展への期待感等について】
記者:高松空港、国際線の路線とか旅客数を見ても中四国でもトップクラスで非常に良い状況ですけれども、今後の課題としてアウトバウンド、今やっぱり非常にインバウンドに偏重していて、韓国便なんかで言うと多分7割ぐらいインバウンドだと思うのですけども、為替の変動とかいろんな状況で、インバウンドが減ってきた場合、やっぱりこっちが出ていくというところをより開拓していく必要があると思うのですけれども、その方策について、県として何か取り組むことがあれば、教えていただければと思います。

知事:エアラインの方からも、アウトバウンドを増やしてもらうことが、今後の路線の増便にも繋がるという話はお聞きをしております。空港の中で上海のプロモーションのコーナーがございましたけれども、ああいう海外の都市のPRをいろいろなところで展開を、今年、来年度、断続的に進めていきたいと思います。今、もちろんSNSというツールもありますので、そちらの活用も考えたいと思いますが、いろいろな意味でちょっとコロナの期間が長くて、意識の中からそういう都市のイメージが薄れているのも事実だと思いますので、呼び覚ます意味でも、そういう都市のそれぞれの魅力をPRしたいと思います。それと旅行会社と連携して、アウトバウンドの方の旅行意欲をかき立てるような商品開発も進めていきたいと思います。

【3.高松空港の増改修にあたっての知事の期待感について】
記者:高松空港のことで関連なのですけども、今まさに空港の増改修の話が空港のほうで会見も開かれておりまして、国際線増便に向けてということもあると思いますが、増改修されることへの知事の期待感というのを教えていただけますか。

知事:空港会社の方で計画をまとめられまして、もう着工の準備に入るということで、大きく期待しております。特に国際線の今の検査のゲートですとか、チェックインカウンターの問題、そういったところがこれ以上の増便になった場合に、便をまたいだ交錯が想定されるような状況が懸念されていましたので、今回、検査のレーン増設、それとチェックインカウンターの増強、こういったものを中心に拡張される、これは今後、今の路線の増便、それから新規路線を開設していく上で、大変大事なポイントになってくると思いますので、非常に大きな期待をしております。

【4.ことでんの新造車両について】
記者:ことでんの新型車両導入の件でちょっとお聞きしたいのですが、私この会見には出てはいなかったのですけれども、導入車両数なんかのお話と、それから導入に関して、国、県、沿線自治体から支援をいただけることになったと社長が説明されていたというのを担当の者から聞いております。今年度、設計関係の費用に関しましては、県と沿線自治体が一定の負担をし、かつ、国も補助をしたと聞いておりますが、車両導入に関して、県の方の負担、新年度予算等にもう計上されていく見込みなのか、それから補助の割合についてはどのような考え方でお進めになるのか、そのあたりをお聞かせください。

知事:ことでんの新車両ですね、非常に期待もしていますし、今後のことでんの利用の継続・拡充に向けて、大事なことであると考えております。ことでんが主体的に進めることではありますけれども、かなり多額の費用がかかり、いわゆる鉄路は、JRもそうですけれども、民間事業者だけのことではないと、ビジネスの問題だけではないと考えております。公共的な施設の1つであると考えておりますので、必要な支援は、来年度以降も国の助成を得ながら考えていきたいと思っています。まだ来年度予算はこれからですけれども、今のようなスタンスで考えていきたいと思っています。今年の補助の率については、今ちょっと数字がないので、後程、お知らせいたします。

記者:それは知事おっしゃっているのは、もう設計のときのその負担割とほぼ同じようなお考えということですか。

知事:設計のときと本当に車両購入するときは、大分また額も大きくなってきますので、下回るようなことはないかと思っております。

【5.愛媛県での鳥インフルエンザ発生を受けての対応について】
記者:12月9日に愛媛の西条市の方で鳥インフルエンザが確認されまして、隣県での確認というところで、何かこれを受けて県として対策、もしくは、県内でも三豊で発生しておりますが、今後発生させないために、防疫措置、もしくは点検など何かされていることがありましたら教えてください。

知事:まず愛媛の発生を受けての対応でありますけれども、県内の全養鶏場が173ありますが、そこに県庁職員がすべて電話で、直接養鶏場の責任者とお話をいたしました。そして現時点において鶏に異常がないことを確認いたしました。そしてその電話では、あわせて今後も異常があったら早期の通報を徹底すること、それからウイルスの経路になる、野生動物の侵入防止のための防鳥ネットなどに穴があいてないかどうかこれを見てもらうこと、それと車両の出入りの際の消毒を徹底してもらうこと、それと鶏舎周辺に消石灰などの散布をして消毒してもらうこと、これを合わせて、電話で173すべての養鶏場にお願いをいたしました。それと、この愛媛を受けてということではなく、先月に国の方で緊急会議も開かれまして、その中でこの方針でやろうと決まったことなのですが、令和2年度以降の発生農場ですとか、その羽数が多い大規模な農場について、この飼養衛生管理基準の遵守状況をしっかり確認をしていこうという方針が国の方でもまとまりまして、県でもこれを受け、令和2年度以降発生しているとか、大量の鶏を飼養している、そういう農場の42の農場について、県庁の職員が立ち入りを行っております。今週の20日までにこの42は立ち入り、残りの農場につきましても、電話で再度、先ほどの愛媛のときの電話とはまた別に、そちらも連絡をして、重なってになりますけれども、ウイルスの経路になる動物の侵入がきちんと塞げているかどうか見てもらうということを、今、徹底しているところでございます。

記者:電話については、愛媛県の西条市での発生を受けていつ行ったのでしょうか。

知事:これはもう直ちに行いましたので、すべて終わっています。

記者:最後に今回の議会の中でも、用地の確保と住民の同意というところなど、いろいろ議論になりましたが、今後の発生で、この用地の確保、もしくは住民の理解というところでは、県としても何か今後方策としてはとられていくのでしょうか。

知事:これまでに全養鶏場の大半の養鶏場に対して、万が一起こったときに、ここに埋却するというものについては決めて、その決めるにあたっては、周辺の住民にも理解をあらかじめいただくよう指導しているところであります。もちろん、実際に発生したら、もう一度、了解を得なければなりませんけれども、事前にも了解をいただくよう指導しています。まだ埋却地が確保できていない農場がいくつかあるのですけれども、そこについては、同様に事前に住民の理解を得ながら、ここをということを早急に決めるように指導しております。その間に発生するリスクはありますので、その際には、地元市町とともに埋却地の確保を支援していくということになります。その点については、県の方でもマッピングして、いざというときに迅速に対応ができるような、できる限りの準備をしているという状況でございます。
 

以上

 

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