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公開日:2024年7月31日

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知事記者会見 令和6年7月29日(月曜日)

知事記者会見録

  • 日時:令和6年7月29日(月曜日)11時00分から11時35分
  • 場所:香川県庁本館9階 県政記者室
  • 作成:広聴広報課

 

 

報告項目

・県立アリーナに関するお知らせについて

報告事項

知事:私から来春開設予定の香川県立アリーナ(あなぶきアリーナ香川)に関するお知らせをしたいと思います。お手元に、この香川県立アリーナに関するお知らせという、これに基づきながらお話をさせていただきます。先日、議会でもお話いたしましたとおり、来年の2月24日月曜日、休日でありますけれども開館をしたいと思います。ここで開館記念式典を催したいと思います。県議会をはじめ、関係団体、またできるだけ多くの県民の方にもご案内をして著名人もお招きした催しを含む開館記念式典の開催を予定しております。そして1枚めくっていただきまして、開館の後、3月15日、16日の土曜日、日曜日には、香川県の主催で子どもから大人まで幅広い世代が楽しめるイベントを開催したいと思います。
瀬戸内国際芸術祭などでもご縁があるデザイナーのコシノジュンコ氏にプロデュースを現在依頼しております。コシノジュンコ氏は全国でいろいろなイベントのプロデュースをこれまでも手がけており、非常にユニークな企画が実施されると期待しているところでございます。ぜひたくさんの県民の方にお越しいただいて、このアリーナを体感していただける機会になればと思います。
それから続きまして、香川県主催で4月29日火曜日、ゴールデンウィークの1日でございますけれども、スポーツレクリエーションイベントを計画しております。これも県民の皆様が気楽に生涯スポーツにこのアリーナで参加できる、そういうイベントでございます。こちらについても、ぜひたくさんの方にご来館して楽しんでいただき、併せてこのアリーナそしてこの周辺の瀬戸内海の景色を楽しんでいただければと思います。
そして香川県主催のものと併せて、指定管理者で誘致を進めていただいているものの中で、特にこのMICE、スポーツの興行イベントそしてコンサート、こういったものについて開館を記念して、このアリーナ自身、そしてそれを含めて香川県の発信に繋がっていくような大規模なものの誘致を指定管理者にお願いしているところでございますけれども、今般3月30日の日曜日に総合格闘技「RIZIN」(ライジン)のイベントが内定をいたしまして、昨日、運営者の団体の方と指定管理者との調印式がさいたまスーパーアリーナで行われましたので私も立ち会いをしてきたところであります。「RIZIN」の総合格闘技のイベントは、若い方を中心に全国で注目をされているイベントでありまして、特にナンバーシリーズと言われるものは「RIZIN」のイベントの中でもビッグイベントでありまして、こういった大会を中国・四国で開催するのは初めてであると伺っております。ほとんどの大会が首都圏の開催になっておりまして、中国・四国で初めてということでございます。全国からそしてまた世界からも訪れる大きな大会ということでありますので、香川県そしてこのアリーナを全国、そして世界に発信できる1つの機会になると思っております。
そしてMICEの方ですけれども、これにつきましては令和7年度の、まだ時期は確定ができていないのですけれども、興行者の方と東京ガールズコレクションを開催するということで今話を進めているところでございます。具体的な日程については決定次第お知らせしたいと思います。この東京ガールズコレクションは、全国で開催された実績がございまして単なるファッションショーということではなくて、いろいろな著名人の方もおいでますし、香川県や四国の魅力や産業を全国に向けて発信できる、いろいろな趣向を凝らしたイベントが全体シリーズになった、そういうイベントでございます。県内の若い世代の方を中心に自分たちの香川県のエリアの魅力の再発見にも繋がりますし、全国に向けての発信にも大きな効果があるのではないかなと考えております。
そして3つ目のコンサート・音楽イベントの開催でございますけれども、こちらについては中四国最大規模の1万人を収容できるメインアリーナを活用して全国の方にも見ていただけるようなアーティストが開催できるように指定管理者の方で今調整中でございます。開催決定次第、順次お知らせをしたいと思いますので、こちらについてはもう少しお待ちいただければと思います。
そして順番が前後反対になりますけれども、開館は来年の2月24日でございますけれども、今年の10月27日にプレオープニングイベントの第2弾、第1弾は先日アリーナの前で子どもたちに来ていただいてボードにいろいろな思いを書いていただくようなイベントを行いましたけれども、第2弾を10月27日、そして年明け、来年の1月25日土曜日には第3弾を予定しております。イベントの内容については今検討しておりますので、まとまり次第、順次お知らせ、ご案内をさせていただきたいと思います。
今日は決まったものについてお知らせをさせていただきましたけれども、いろいろな方からこのアリーナに対しての期待の声を多く聞くようになりました。建設についても順調に進んでおります。今後とも、まず建設を順調に進め、また周辺の整備についてもご理解を得ながら進めてまいりたいと思います。2月24日に向けてしっかりと準備をし、また今日お知らせしたもの以外も決定次第、次々と順次お知らせしていきたいと思いますので、ぜひまたご発信をお願いできればと思います。私からは以上です。
 

質問項目

1.県政知事トークについて
2.県立アリーナに関するお知らせについて
3.第106回全国高等学校野球選手権大会に出場する英明高等学校へのメッセージについて
4.上海、香港への訪問の目的について
5.ベトナム訪問について
6.全国知事会議について
7.最低賃金の引上げについて
 

質問事項

【1.県政知事トークについて】
幹事社:先週の26日金曜日に県政知事トークが行われ、若い世代との意見交換を行ったかと思います。
若い人の声を直接聞いた感想と、今後の県政に生かしていきたい視点や意見はあったのか、またそれはどういったものだったのかを教えていただきたいです。

知事:先週26日に「ONE STEP TOGETHER 県政知事トーク」、これまでもいろいろな分野の方と私自身が直接意見交換をして、それぞれのところで活動しておられる方の日頃の活動に関しての課題ですとか県への要請ですとか、また県政全般へのご意見を私が直接お話しする中で聴かせていただくということを目的に開いております。先週の26日は、今おっしゃられましたようにボーイスカウト、ガールスカウト、それからスポーツ少年の支援をしている方々、そういった代表の方々から意見をお伺いさせてもらったところでございます。まず全体の感想ですけれども、世代を超えてコミュニケーションを活発にすることを目的にそれぞれの団体の方々が活動していることにつきまして大変心強く思いましたし、将来にわたってもぜひリーダーとして初心を忘れずに活躍をしていただきたいなと感じたところでございます。そして県政に対しての視点やご意見についてでございますけれども、まずそれぞれの活動をする中でのご意見として、ボーイスカウト等の活動について、もっと多くの方に知っていただきたい、そしてそのためにもそれぞれの団体の活動にとどまらず、いろいろな団体がありますけれども、その団体間の交流を活発にすること、こういったことを通じて活動の広がりをつくりたい、ぜひそういったものについての支援をしていただきたい、というお話がございました。それから県政全般に対してのご意見もお伺いしたところでございますけれども、特にまだマイカーに乗って移動しない世代の方々ですので、最近のバスの減便について非常に残念に思うといいますか、もう少しバスがあったら移動がもっと楽なのに、という声がございました。また学生の方ばかりですので、移動の経費、交通費もやはりかなりの制約になっているので、そういったところをもう少し応援していただけたらもっともっと移動ができるのに、というお声がございました。それからスポーツをする子どもたちを応援する団体の方から、県内にももう少し気楽に、公園の中のバスケットのゴールのようなことをおっしゃっていましたけれども、そういうものがもっとあればスポーツをする子どもたちの裾野が広がるのだけれども、そういうことをもっと整備してもらえないか、というお話がございました。今申し上げました活動に対して、また県政全般に対しての意見については非常に子ども、学生ならではの視点でのご意見、またそういった活動をされている中で感じるご意見で、私としてもその意見については共感をさせてもらいましたし、今後ぜひ実現ができるように取り組んでまいりたいと考えております。来月には県内の「高校生による知事記者会見」の実施も予定しております。ぜひ学生の方が生活する上で持っている課題、また将来の香川県に対するご意見をしっかりこういう機会を通じて私自身しっかりと把握していきたいと思います。

【2.県立アリーナに関するお知らせについて】
記者:いろいろと開館記念式典はじめ、県立アリーナのイベントなど今回新たに決まったものを発表いただいて、大分具体的になってきたのかなと思うのですけれども、例えば1万人お越しになると、やっぱり県外からも来てほしいとなると、もし自分が行くならですけれども、車で例えば岡山からだったら瀬戸大橋を渡って、どこかで、昼、うどんを食べて、夕方のイベントにとなると絶対車なのです。おそらく県外からそうやって車で来られる方というのも当然想定はされるのですけれども、これまでなるべくマイカーは利用せずに、とおっしゃっておられると思うのですけれども、改めて例えばイベントが終わったら10時近くになったときに来たのはいいけれど帰れるのかとか、いろいろなこともあると思うのですが、そのあたりというのはどうしていこうというお考えはありますか。
 
知事:まずはやはり、ぜひ公共交通機関をご利用いただきたいということを引き続きお願いしたいと思います。この場所はJR高松駅の側ということがございますので、ぜひJRを使ってのご来館をお願いしたいと思っております。そして車の方ということもおいでですけれども、少し離れますが周辺の駐車場を利用して、ぜひ徒歩なり、ことでんでのご来館をお願いできればと考えております。これからもそういった方向でお願いをしていきたいと思います。

記者:今周辺でどれぐらいの数、車が停められるかというのは、別の課に聞いた方がよろしいですよね。

知事そうですね、ちょっと数字を今持っていませんので、またお聞きください。

記者:改めてですけれども、こうやっていろいろと決まっていることについての知事の所見もお聞かせいただけますか。

知事:いよいよ開館が近づいてきたこと、そして建物の外観がほぼ完成時の外観に近づいているということで、私自身も非常に開館が待ち遠しくなってきておりますし、県民の皆様からも開館への期待、そして開館されたときに何が行われるかということに対する期待が大きくなってきていることを感じます。そういう中で今回いくつか決まってきたことをお知らせさせていただきましたけれども、さらに今日まだお知らせできなかったコンサートなど、できるだけ早くお知らせできるようにしていきたいなということを感じております。

記者:今回決まった「RIZIN」のイベントと東京ガールズコレクションのイベント2つあると思うのですけれども、「RIZIN」の方はお話にあったように国内はもちろん海外を含め発信力があって、香川県という地域とアリーナ自体を発信できるという狙いがあるのかなと思うのですけれども、東京ガールズコレクションの方で東京の最先端を地方で体験・経験できるということは理解できるのですけれども、香川県の魅力や産業を全国に向けて発信というところについて少し説明をいただければと思うのですけれど。

知事:東京ガールズコレクションはこれまでもいろいろなところで開催実績がございますけれども、地元の魅力とか産業についてもいろいろな工夫をしながらイベントとしてプレゼンテーションを行うような時間帯も設けられております。今回どうするかまだこれからですけれども、ぜひ香川県の観光地であったり食でありますとか、産業、こういったものをファッションというものを通じながら、また、周辺でも、時間を設けて発信していきたいと思います。

記者:県立アリーナの関連で公共交通機関に関するお考えを伺います。先ほどお話もあった県政知事トークの中ででも、観光客とその地元の利用者が混在する中で、バスが非常に混み合う、というお話もありました。その中でやはり大きなイベント、県外海外からも集まるイベントがあると既存の公共交通機関のままだとやはり混雑も懸念されるとは思うのですけれども、例えば県がその増便に対しての補助を出すとか、具体的な混雑緩和策とか現時点でお考えのことあればお聞かせください。

知事:1万人の方がお見えになるようなイベントを開館後はこの記念イベントにとどまらず、あると思います。そういう中でやはり軸になるのがJRの路線であったり、それからことでんであったりすると思いますので、時間帯や状況、来客の層だとかいろいろなことがありますけれども、必要な増便があるような場合は県の方からJR、またことでんにお願いをしていきたいと思います。

記者:先ほど質問の中にもちょっとあったと思うのですが、まず現時点での知事のお考え、見立てとして現状の公共交通機関の枠組みのままで、この1万人規模のイベントの開催ですとか行われた場合に、その輸送能力としては事足りるとお考えなのか、それとも今私が聞いたようにちょっと増便するとか何かしらの手だてが必要なのか、ここの今、現状認識というか課題感としてはどうお考えなのでしょうか。

知事:イベントにもよりますけれども、十分今の公共交通機関で輸送は可能だと思います。ただ、やはり利便性を考えると、JRやことでんの増便、こういったものは考えないといけないのではないか、そういうイベントもあるのではないかなと考えております。

【3.第106回全国高等学校野球選手権大会に出場する英明高等学校へのメッセージについて】
記者:今日の午後、英明高校が来られる、高校野球の関係で。決勝戦を見られたかどうかわからないのですけれども、英明高校へのメッセージというか応援の言葉等々ありましたらお聞かせいただいてもよろしいでしょうか。

知事:私も直接見られなかったのですけれども、非常に気になっていたので、移動中にスマホで高校野球を見られますので、断片的にずっと見ていました。決勝戦は逆転の連続で接戦の好試合だったと思います。その中で勝ち上がられて、またこの炎天下、体力を維持して勝ち上がった英明高校の皆さんに、改めてお祝いを申し上げますし、敬意を表したいと思います。そして全国大会で、この県大会での接戦を勝ち上がった実績をしっかり自信を持っていただいて、ぜひ甲子園で優勝を目指して、上を目指して頑張ってほしいなという気持ちでいっぱいです。

【2.県立アリーナに関するお知らせについて】
記者:県立アリーナの件なのですが、開館記念イベントと銘打つイベントがいろいろありますが、今現時点でスポーツでは「RIZIN」、MICEだと東京ガールズコレクションなどありますが、例えばMICEでも他にイベントがもし今後決まっていく場合、開館記念イベントというのはどこまでの範囲がいわゆるこのタイトルがつくのでしょうか。

知事:あまり明確に何月までをそうするとか、そういったことは決まっておりませんし今後もないかと思います。今後の指定管理者の誘致によっては、追加されることもあるのかなとは思います。

記者:その都度、発表していただけるというような形になるのでしょうか。

知事:はい、そのつもりでおります。

【4.上海、香港への訪問の目的について】
記者:話が変わるのですが、知事が今週末から上海と香港に行かれると思うのですが、航空会社訪問となっていると思うのですが、その目的とどういうことをアピールしていきたいかというのをちょっと教えてください。

知事:今、上海は春秋航空、香港は香港エクスプレスが就航しているところであり、今回の訪問は主にこの両エアラインを訪問しまして、今後のさらなる継続、できれば増便についてお願いをしていきたいと思います。そして今後、継続的にその搭乗率が維持されるために、先方の方から香川県に対してどのような希望があるのか、そういったことについてもお聞きをして、そのエアラインに乗るということだけではないのですけれども、これからも香川県に多くの上海中心にした中国の方々、そして香港の方々がお見えになるために何をするべきか、ということをそういった意見交換の中で探っていき、こういったことが目的で訪問していきたいと思います。それと上海はもう1つコンテナ船の運営をしている船会社がありますので、そちらも訪問をして今後とも高松港の利用促進をお願いしたいと考えております。

【5.ベトナム訪問について】
記者:今の航空の話で続いてなのですけれども、8月にベトナムのハイフォン市を訪問して、協定なども結ぶという考えであるということが先日の議会でお話がありましたけれども、具体的な日程だったり人数とか訪問先など決まっていることがあれば伺いたいです。

知事:今決まっておりますのは8月28日にハノイ工科大学に参りまして、香川県の人材を呼び込むという目的で、香川県庁、そして香川県外国人材受入促進協議会、これは香川県内の経済団体が中心になって作っていただいている協議会です、この協議会、そしてハノイ工科大学のこの3社で今後特に香川県への技術者などの受入れを進めていくための協定、これを締結したいと思っております。それからもう1つは29日にハノイのそばにハイフォン市というところがございます。このハイフォン市と香川県は、特に香川県議会が過去中心になって交流を続けてきたところですけれども、今回、香川県とハイフォン市との間でさらなる交流を拡大する目的で交流協定を締結したいと思っております。現在決まっております予定はその2つであります。全体的な日程は調整が整い次第、お知らせしたいと思います。

【6.全国知事会議について】
記者:今週後半、福井県で全国知事会議が開催されますが、知事としてはこの中でどのようなことを一番訴えたいですか。

知事:今回、人口減少の中でとにかく地方への人口の分散、こういったものを国策として進めるべきであるということを事前のいろいろな知事の中の集まりの中で集約がされてきております。今回もそれが知事会の最大のテーマであると思います。そして私からも分散型の国土を築いていく上では、やはり地方部、特に四国では新幹線の整備を進めていくこと、それから高速道路などの整備、香川県内は整備が進んでおりますけれども、四国3県まだ残っているところもあり、そういったものが整ってくるということが香川県にとっての経済発展にもなりますので、分散型国土のためにはそういうインフラが不可欠であるという、そういうお話を私からもしっかりしていきたいと思います。

【2.県立アリーナに関するお知らせについて】
記者:あと先ほどの県立アリーナの話に戻るのですけれども、東京ガールズコレクションと「RIZIN」はもちろん、その1万人規模、メインアリーナを想定しているという理解でよろしいですか。

知事:はい。そのように予定しております。

【7.最低賃金の引上げについて】
記者:ちょっと話が大分変わるのですけれども、先日、今年度の最低賃金の引き上げの目安が過去最大の50円になることが決まりました。物価高の中で家計の助けになると思われますが、一方で中小企業にとっては人件費の負担が増加すると考えられます。また香川県は全国平均を下回っておりまして、先ほどもおっしゃっていた都市部への若い世代の働き手の流出にも繋がるとも考えられますが、今回の引き上げに関して期待ですとか、知事のお考えをお聞かせください。

知事:賃上げはこれからの経済発展のためには、重要な事項であると思います。この春の春闘もこれまでにない上げ幅になり、これを継続していくことが必要だと考えております。そういう流れの中で最低賃金のことについても、やはり同様の引き上げがされることが必要ではないかと思います。一方で、中小企業の経営が継続することは大事であり、中小企業の経営が継続できないようであれば、いくら最低賃金が上がっても、県民の経済的な問題は良くならないわけです。こうした中で、やはり最低賃金、そして全体の賃上げ、これはもう今の経済を継続して発展させる意味で一番最上位にある重要事項だと考えております。
 

以上

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