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公開日:2024年11月7日

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知事記者会見 令和6年11月5日(火曜日)

知事記者会見録

  • 日時:令和6年11月5日(火曜日)13時00分から13時25分
  • 場所:香川県庁本館9階 県政記者室
  • 作成:広聴広報課

 

「20分50秒付近の知事の回答を次とおり訂正します。」

    誤)今の時点では、まだどういう運用にするかは決まっていないと思います。まだ聞いていません。
    正)運用としては、バンコク発と高松発の両方がある双方向チャーターです。

 


報告項目

令和6年11月県議会定例会の招集について

報告事項

知事:私から令和6年11月県議会定例会の招集についてご報告いたします。11月県議会定例会は11月22日金曜日午前10時に招集する予定でございます。当初提案する議案は、補正予算の議案が1件、予算外議案が9件の合わせて10件を予定しております。
内容といたしましては、民間住宅耐震対策等支援事業に係る補正予算や、香川県税条例の一部改正などを予定しております。現在、最終的な詰めを行っているところでございまして、まとまり次第、お知らせをいたします。
どうぞよろしくお願いいたします。
 

質問項目

1.高松空港の国際線について
2.日本版ライドシェアについて
3.上下水道施設の耐震化状況の緊急点検結果について
4.瀬戸内国際芸術祭2025における会期中の臨時航路の状況について
 

質問事項

幹事社:1点目が高松空港の国際線についてです。高松空港の国際路線は、台中の定期チャーター便が来月12月からアウトバウンドの利用が可能になるほか、今月1日には香港線が初めてデーリー化し、充実してきているところです。ただ、既存路線の中にはこれまでの就航便数に戻っていない路線もあり、さらなる路線充実には余地がまだ残っているところです。またチャーター便就航の実績がある東南アジア便の新規就航も待たれるところであります。そこで、既存路線の充実を含めた国際路線の拡充に向けた交渉の現状についてお伺いします。さらに今後、どのような姿勢で路線拡充に取り組むかも併せてお伺いします。
2点目が日本版ライドシェアについてです。今月から高松市で、一般のドライバーが有償で利用者を運ぶ「日本版ライドシェア」が許可されました。タクシー不足の危惧や地域交通の在り方が叫ばれる中で、今後の導入に踏まえた知事の所感をお伺いします。
 
知事:
【1.高松空港の国際線について】
まず高松空港の国際線についてのご質問がございました。先週は香港便のデーリー化のスタートもございましたが、おかげさまでコロナ禍の最大週23便を大きく上回る、現在週30便。そして台中は定期チャーターという形をとっていますけれども、実質的には、これもこちらからの個人客も乗れるということで、実質的には定期便にほぼ同様の便でありますので、それを入れると週33便ということで大変多くの国際線が就航しており、搭乗率も非常に良い状況でございます。今年の4月から9月の上半期をコロナ前の2019年の4月から9月の上半期と比べますと、国際線を利用された方は122%の22%増ということになっておりまして、コロナ禍を超える国際線の利用がされて県内の観光及びいろいろな交流の拡大に大きな貢献をしているところでございます。そして今ご質問のありました今後の拡充ですけれども、まず既存路線の拡充の観点で申しますと、デーリーになっていないのが4路線のうち2路線ありまして、台北路線、これが週5便でありますけれども、こちらもぜひ早い時期にということでチャイナエアラインの方には継続して要請もし、緊密に連携をしているところでございます。先方からは世界的にもそういう状況が認められるようですけれども、コロナからの急な再開ということが要因の1つであるほか、機材繰りがかなり逼迫していることで、なかなかデーリーが実現できないと聞いております。瀬戸芸が来年ありますので、それに間に合うようにデーリーにぜひしていただけないかという、そこの点に今注力しながら交渉を続けております。それから上海との便でございますけれども、現在週4便ということで、こちらも搭乗率は非常に良いのでデーリーにということで、働きかけを春秋航空の方に継続して行っております。この上海については全国的に中国から日本へのインバウンドの戻りがなかなか他の国に比べますと悪く、日本全体でいうとコロナ前に比べて7割程度しかまだ戻っていないということがあります。そういった全体の影響を受けているということがあるかと思います。一方でここの上海の便の春秋航空とは王会長、そして王総裁、この両者とも緊密に私も直接重ねてお会いしておりまして、この両者から高松空港の地の利、ここに降り立つことでの四国3県への利便性、岡山、広島そして大阪も望める利便性からこの地についての価値、この高松空港の価値を、王総裁、王会長に評価をいただいていると私自身、直接お会いして感じております。こういった直接的なチャンネルも重要視しながら、これからできるだけ早くデーリーになるように引き続き働きかけを強めたいと思います。それから新規路線でありますけれども、東南アジアのベトナム、タイ、この国をまずはターゲットにして新しい路線の開設に向けての動きを今年からしているところでありますけれども、3月にベトラベル航空によるチャーター便の就航がございました。そして8月にはベトジェットエアのチャーター便がございました。このことを踏み台にして、引き続きこの両エアラインを中心にベトナムの定期便就航に向けて、まずはチャーター便をさらに重ねていくということで今取り組んでいるところでございます。そしてタイにつきましては、来年の3月にタイベトジェットエアのエアラインでバンコクとの間でチャーター便の予定がございます。こういったものをステップとして、さらにチャーター便を重ね、最終的には定期便ということを目指して取り組んでまいりたいと考えております。国際線については以上でございます。
【2.日本版ライドシェアについて】
2つ目ですが、日本版ライドシェアのことでございます。11月から高松市のエリアで「日本版ライドシェア」が導入されました。タクシーについては、ドライバー不足が主要な原因でタクシー不足ということが懸念されているところでありますけれども、今回の制度は一般のドライバー、そして、白ナンバーの車について、タクシー事業者の管理の下で白いナンバーの車の一種免許のドライバーが運転することができるという制度でございます。ドライバー不足の解決の1つの方策として歓迎すべきことではないかと考えております。県内、他のエリアのタクシー事業者からも関心が示されていると聞いておりまして、今後、県内タクシーが人手不足により不足しているというエリアにおいては、1つの改善の方策になるのではないかと思います。
以上でございます。

【3.上下水道施設の耐震化状況の緊急点検結果について】
記者:今月1日に国土交通省が発表した上下水道施設の耐久化状況に関する緊急点検結果について、2点ほど伺わせてください。まず1点目ですが、県内でも上水道、下水道では耐震化の整備が進められているかと思いますが、避難所などの重要施設につながります上水道、下水道両方とも整備されたところが、今回の結果では0%という数字が出ておりました。この数字につきまして、県としての受け止めを伺わせてください。
 
知事:この重要施設というのが、県内では病院とか消防署とかの49施設が対象になるわけですけれども、ここにつながる上水道、下水道の施設の管路が耐震化されていないということで、非常に今後南海トラフも想定される中で、今後急いでやらなければならない大きい課題だということを今回の調査においても再認識したところでございます。そして両方一緒にという調査項目でございますけれども、両方一緒にという以前に、この49施設の接続する上水道、下水道の管路の耐震化は、上水道は3施設、それから下水道は1つの施設ということになっておりまして、病院等の重要施設に対して、上水道にしても下水道にしても急ぐ、こういったことが非常に大事だということを考えております。今後しっかりと市町との連携もしてスピードアップを図りたいと思います。
 
記者:2点目といたしまして、先ほど言及いただきました今後の方針といたしましては、なるべく早く耐震化の普及に向けて、現時点で整備の計画だったり今後の整備に向けた方針などについて改めて伺わせてください。

知事:今、上水道については水道企業団の方で、これまでの耐震化計画がありましたが、それを見直してペースアップする計画を作っております。間もなく見直した計画が出てくると聞いておりますが、まずはその計画の実施を急ぎたいと思います。

記者:追加で、見直した計画はいつごろなどの情報は入っておりますでしょうか。
 
知事:まだ具体の日程までは聞いておりませんけれども、遠くない時期に見直しの計画を確定して急ぎたいと聞いております。
 
【4.瀬戸内国際芸術祭2025における会期中の臨時航路の状況について】
記者:11月に入ってから、日経の報道にもありましたが、先月の瀬戸芸の実行委員会でも話題になったと思うのですけれども、直島ラインが2025年は運航しないと、ジャンボフェリーのホームページにもしっかり掲載されておりまして、春開催を念頭におきますと、もう残り半年程度になるのですけれども、知事のお考えでは、瀬戸芸の3年前よりもおそらく観覧客数は増えると思われますが、船による輸送に関しまして、全般の今後のご対応と、もし直島ラインをジャンボフェリーの言っている通り、運航しないという状況になった場合の次善策と言いますか、そういったものでお考えの内容が今あるのでしたらお聞かせいただけたらと思います。

知事:ジャンボフェリーが2019年、22年と行っていただいていました土日祝日の島間を結ぶ運航は非常に価値があるものであると思っております。まず、島と島をというのが定期航路ではかなり限られている中で、こういう便を瀬戸芸の期間だけでも出していただいているということと、特に来年は想定される大勢の方を運搬するときの全体の容量の増大という両面から非常に価値があると思っておりまして、ずっと要請していましたけれども、人手不足ということもあって、今の時点で難しいという回答をいただいているところでございます。引き続き、要請は続けていきたいと思います。それから島へのアクセス、船。これは瀬戸芸にとっては非常に重要なものですので、全体としても臨時的なものも含めて、会期が夏も秋もありますけれども、それぞれぎりぎりまで努力をして一隻でも多くという方針で要請もしていきたいと思います。それと、もちろんこういったものは今、民間のものがベースになるわけですけれども、いろいろな方策、民間以外も排除せず、少しでも多く何ができるのかということを考えていきたいと思います。一方で、まだ具体的なものは現時点ではございません。ただ気持ちとしては一隻でも多くということで、いろいろな方策を過去の実績に限らず考えていきたいと思います。

【1.高松空港の国際線について】
記者:幹事社質問ででた国際線の話なのですが、新規路線の話の中で、タイの話が出てきたと思うのですが、これは来年3月とおっしゃっていましたが、詳しい日程などは決まっているのでしょうか。

知事:今の時点では3月18日火曜日に1往復、それと22日の土曜日に1往復のこの2往復が決まっております。

記者:併せて2往復というのは、基本的には、タイのバンコクからいらっしゃるお客様がメインだと思うのですが、こちらからまた乗せて運ぶということはあるのでしょうか。

知事:運用としては、バンコク発と高松発の両方がある双方向チャーターです。

【3.上下水道施設の耐震化状況の緊急点検結果について】
記者:先ほど、上下水道の耐震化の中で、知事がおっしゃっていました49施設の管路耐震化の内訳的に、上水道3施設、下水道1施設、これは今、現在進行中というか、もうこの施設は手をつけているということですか。

知事:上水道については、高松市のみんなの病院、丸亀市の労災病院、それと丸亀市内の消防署が1つ、下水道の方は屋島の病院施設が1つ。これだけしかまだできていないので、かなりスピードアップが必要になってくると思います。

記者:その関連でお聞きするのですが、香川県の場合は、水道事業が一元化されて上水道に関してはやってらっしゃるわけですけれども、通常、整備そのものは、上水道と下水道というのは同時に手をつけたほうがやりやすいのですか。

知事:やりやすさということは別に変わらないと思います。

記者:素人目に思いますのは、特に幹線道路、あるいは県道ないし市町道の下に管が走っていて、どうせ工事をやるなら一気にやったほうが効率性は高いように思うのですけれども、そういうわけでもないのですか。

知事:今は、ある施設、同じ方向だったら行き帰りになりますけれども、同じ方向だったらそういうことはあるかもわかりませんし、そういう道路との関係で言えば、掘り返したときにやるということは非常に効率的ですけれども、それが違っていたとしたら、それはあまり特に関係するものはないと思います。

記者:上下水道の件で、これまでなかなか整備ができなかった理由というのは何かあるのでしょうか。

知事:やはり特に下水道よりも上水道の方が遅れがちなのですけれども、下水道の方は公共事業で扱われておりますが、上水道の方は公費も入りますけれども、利用者の負担があるという方が大勢を占めるという中で、利用者負担との関係でなかなかペースが上がらないという、そういう面があったかと思います。

記者:というと費用面ということになるのでしょうか。耐震化がなかなかできないのは。

知事:そうですね、やはりかなりの費用がかかりますので、それを公共がどのぐらい支援を広げていけるのか、また利用者の方の理解がどこまで得られるのか、そういうことが大きなポイントになってくると思います。

記者:最後に費用に関しまして、今後、県からも何か補助のような形での支援などは考えていらっしゃるのでしょうか。

知事:具体的なものは、現時点でも、国と県との公共での支援というのはもちろんあるわけですけれども、今後耐震化をスピードアップしていく中で、国の方にもその公費の拡大を強く、ここのところを国交省に行く度にお願いしていますけれども、お願いをしていかなければいけないし、そういった中で、県についても必要な支援の拡充というのは考えていかなければいけない観点だと思っております。
 

以上

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