ここから本文です。
誤)まずセレモニーですけれども、9時15分から・・・
正)まずセレモニーですけれども、9時45分から・・・
・瀬戸内海国立公園指定90周年記念事業について
・前月の交通死亡事故について
知事:私の方から2点、ご報告をさせていただきます。
まず最初は、瀬戸内海国立公園指定の90周年の記念事業についてであります。昭和9年、1934年の3月16日に、日本で初めて瀬戸内海国立公園に指定されまして、今年で90周年を迎えます。この関係で、まず、これから3月16日の屋島でのウオークイベントやキックオフのセレモニー、これを皮切りに切れ目なくイベントを続けていきたいと思っておりますけれども、まず、イベント全体の統一的なテーマ、ロゴマーク、そういったものを定めました。そしてポスター、こういったものも定めましたので発表したいと思います。まず、テーマでございますけれども、資料の1にありますが、このテーマは「世界の宝石、瀬戸内海へ~出逢い、つながる90年~」こういうテーマでありまして、世界の宝石はご存じの方が多いかと思いますけれども、明治44年に「瀬戸内海論」の中で、称賛された言葉でございます。そして、この「~出逢い、つながる90年~」ですけれども、この90年という時期に県内外の多くの方に瀬戸内海のすばらしさや魅力に出逢っていただきたいという「出逢い」、それと魅力なり財産を次の世代につなげていきたいということで「つながる」、そういう思いで「世界の宝石、瀬戸内海へ~出逢い、つながる90年~」こういうテーマにしております。それからロゴマークでありますけれども同じ資料にありますが、この「90」という90周年の「90」の中に島や海や風景を入れております。そして「出逢い」とか「つながり」とか、そういったものがイメージできるようなマークということで「90」というのをモチーフにしながら作ったものでございます。
そしてイメージポスターでありますけれども、このポスターを使っていきたいと思います。これは屋島の先端の長崎の鼻から瀬戸内海を眺望したものであります。島は左から大島、鎧島、そしてその右に庵治半島が見える、こういう風景になっております。そしてキックオフイベントでございますけれども、3月16日の日に行いたいと思っております。まずセレモニーですけれども、9時45分から環境省四国事務所、香川県、高松市の共催で、屋島山上に「集いの広場(県木園)」というのがございます。そこでキックオフセレモニーを行いたいと思います。そして、それに引き続きまして、「屋島・鷲羽山ウオーク」、これを開催したいと思います。参加料は無料で、主要な駅からのバスの送迎もいたしますし、参加記念品のプレゼントも行いたいと思います。応募していただいて、事前に、1月19日から2月26日までの間で申し込んでいただきたいと思います。今回は鷲羽山、屋島と同時に行いたいと思います。裏面を見ていただくとコースも非常に短いコースから長いコースまで、いろいろ設定しておりますので、お好みに合わせて多くの方にご参加いただければと思います。そして岡山県とこのイベントについても連携して行っておりますけれども、全体のこの「瀬戸内海国立公園90周年」の年間通じたイベントについても、岡山県との連携を強化して、例えば、イベントのカレンダーのようなものがネットで見る際も両県のものが一覧できるような、そういったものを岡山県と一緒に今後作って、利用者の方に使いやすいようにしていくことを考えております。それから16日の次の日、17日につきましてはサンポート高松で離島の文化などを伝えるフェスタ、そして瀬戸内海の食を提供するマルシェを開催する予定にしております。こちらについては詳細がまだ決まっておりませんので、また改めてお知らせしたいと思います。そして年間通じて行うイベントについても現在、年度末までには固めたいと思いますけれども、非常に大事な環境を考えるシンポジウム、それからその海岸とか、そういったものの美化活動も日頃からやっていますけれども今年は、規模を大きくして行いたいと思います。また瀬戸内海の魅力をモチーフにしたようなコンサートとか船旅、そういったいろいろな角度からイベントを切れ目なく進めていきたいと思いますので、ぜひまた広報の方もご協力いただければと思います。よろしくお願いいたします。
それから2つ目でありますけれども、12月の交通死亡事故についてお知らせをいたします。残念ながら12月に交通死亡事故が3件発生しまして、3人の方がお亡くなりになりました。この中でも、自転車が用水路に転落して運転者が死亡する、こういう事案が2件あります。令和5年では、この2件を含めまして、自転車乗車中8人の方がお亡くなりになりましたけれども、半数の4人は用水路への転落ということで、この用水路への転落の再発防止について、県民の方々への注意点を改めてお願いしたいと思います。まず1つは、通り慣れたところでも、この用水路は危険になる場合がありますので、通り慣れたところほど、ぜひ注意してということと、夜間ということであれば、飲酒のケースの可能性が高くなって、飲酒して自転車に乗るということは禁止されております。こういう用水路への転落の危険性も高まりますのでぜひ、この飲酒運転をやめる、ここを徹底してほしいと思います。それから特に、やっぱり夜間の転落というケースはリスクが大きいので、早めのライト点灯、それからこれから防止のために、まだ拡充しないといけないのですが、資料にもありますように用水路の境に分かるようなデリネーターと呼ばれている、印をつけているところがありますので、そういったものをぜひ、よく見ていただいて転落を防止していただきたい。それから、この転落に際してもヘルメットがあれば命を落とさず済んだ、ということがあると思います。ヘルメット着用、これから今年は特に熱心にお願いしていきたいと思いますけれども、ぜひヘルメット着用での自転車に乗っていただきたいと思います。
1.令和6年能登半島地震について
2.「特定利用空港・港湾」の現況について
幹事社:まず1点なのですけれども元日に発生した能登半島地震について伺いたいと思います。今回の地震で主要な道路が陥没したり、土砂崩れなどで大きなダメージを受けて寸断されたことによって、救助や被害把握など物資の搬入などに大きな影響が出ました。地形的な特徴から道路が少なく、アクセスが限られていたことなどが影響していると考えられ、道路事情が災害対応に大きく影響することが浮き彫りになっています。これらに対する知事の見解を、まずお聞かせいただきたいです。
それと被災地と香川県での地形や道路事情は異なっているものの、今回の地震を踏まえて香川県で今後取り得る対策があるのかどうなのかというところも伺いたいです。
そして、県が派遣した職員の活動状況や今後の追加の支援の予定、それから県の防災対策の今後の検討課題についてもどのように考えているのか併せてお伺いします。
知事:今回の地震で亡くなられた方に改めてお悔やみを申し上げますとともに、まだ被災をして避難されておられる方はたくさんいらっしゃいます。心よりお見舞いを申し上げ、またこれからも長い間の避難生活も想定されるわけですけれども、県としても県民の皆さんと一緒に支援をこれからも引き続き行っていきたいと思います。今回の被害の特徴として、道路の損傷が大きくて、これが復旧のスピードが十分に上がってこない原因であると私も考えております。これまでの、東日本大震災、或いは熊本の地震、こういったものについて私も国交省時代に災害の対応をやってきた経験がありますけれども、道路について比較的早く緊急車両が通れるものができ、これが復旧のスピードを上げた経験があります。この道路を、特に幹線道路の復旧についての、この意味合いというのは大変大きいものがございます。これについては、この能登半島地震も教訓にして、香川県でもしっかり取り組んでいかないといけないと考えております。まず香川県でみれば、県土が東西に長いということがあります。まず東西の幹線道路として、高速道路、国道11号、それと浜街道、この3つがあります。
高速道路だけでは十分に被災地に辿り着きもできませんので、やはり11号、浜街道、こういったものを強化していかないといけないと思います。複線化強化という意味で言えば、両者の四車化というのは着実に今後とも進めて、この幹線道路の強化が急がれると思います。それから南北のことも含めて、こういった地震や災害のときに復旧活動にまず必要になってくるだろうと思うところを県内約900キロ緊急輸送道路として指定をしております。特にそういう地震で通れなくなる可能性がある、今回もいろいろな被害がありますけれども、香川の場合は特に橋梁のところは、高架道路とか、そういうのも含めた橋形式のところは強くしておかないといけないということがございまして、その緊急輸送道路の中に、この橋梁の数が110橋梁ありますけれども、これは今108まで耐震化が進んでおりまして、あと2ヶ所、浜街道の土器川大橋と新宇多津橋、これも令和7年度までには耐震補強が完了する予定になっておりますので、一定の橋という面では強化が図られる予定であります。
それと、もう1つ道路以外で言いますと、香川もある意味、島という面がどうしてもありますので、瀬戸大橋一本ということでは、なかなか復旧の物資輸送というのが、不十分なところがあります。海からの物資輸送というのが重要になってまいりますので、ここの点について、これからも特に留意して対策をしていきたいと思います。現時点で港の耐震化を進めること、それと災害時に小型船を所有されておられる民間の方に、いざというときにお貸しいただいて、小型船で物資を陸側に届けていただけるように協定を結んでおります。こういった協定で協力を求めていく関係者の方とも、日頃から連携を密にして、いざというときに小型船をお貸しいただいて、海岸、海からの物資輸送ができるようなことを進めてまいりたいと思います。
それから、今の支援の状況でございますけれども、先々週末より、保健師、給水、それからDMAT、県警の広域緊急援助隊、このような方に現地に行って支援活動をしていただいております。このうち保健師等につきましては、今3名の方が行っていただいていまして、最初に行った方が戻ってきて、今2班目になっております。その方々は、1.5時避難所と呼ばれている、金沢市にあるいしかわ総合スポーツセンターの方で避難されている方の健康管理や衛生管理をしていただいております。今後、順次交代の準備もしておりまして、2月29日まで11班の計33名の方に順次支援に行っていただくことになっております。また給水の部隊につきましても、7日から行っていただいていまして現在、もう3班目になっております。4名の方に行っていただいていますが、今3班目で本日、4班目も出発をして、また交代するということであります。今後は罹災証明の交付関係事務ですとか、被災建築物の応急危険度判定ができる建築の技術者の方、それから漁港関係が、かなり被害が激しいわけですけれども、そういった被害調査の方、こういった職員の派遣が今、もう想定されておりますので、準備をして必要なときに速やかに派遣できるようにしておるところでございます。先ほどの道路のところでも申し上げましたけれども、今回の被災を踏まえた県の防災対策ということですけれども、今回の被災のいわゆる特徴的なこととしての道路の損壊が激しいということがありますが、その他に木造住宅の倒壊が多いということ、それから今回もやはり津波によっての被災があったと、こういうことだと思います。
まず、道路については先ほど申しました。その次、住宅については、香川県内の耐震化率は82%でありますけれども、この18%が大事になってまいります。今回のことも踏まえて、この耐震化、個別の1戸建ての住宅もそういった中には多くありますので、市町と連携して戸別訪問をしてお願いをしていくことになりますけれども、ペースを上げて進めたいと思います。それからマンションの方など、特に注意が要るのですけれども、上の上層階はかなり揺れますので、家具の転倒防止、こういったものをペースを今上げておりますけれども、さらに、今回のことも踏まえてスピードアップをしたいと思います。
それから何といっても、すぐ逃げるということは、もう以前より大事なことになっていますが、現在県内に自主防災組織というのは概ね自治会の構成員のような形で展開しておりますけれども、そういったものが、いざというときにしっかり機能できるように日頃からの活動を支援したり、活性化を誘導したりしたいと思います。
順番が反対になりますけど、津波対策については香川県の弱点である高潮対策と、対応としては同じ様に堤防を上げていくということになりますので、令和6年度までに、平成16年の高潮が来ても、浸水しないような堤防の整備は、あと1年半程度で、でき上がってくる予定ですけど、さらに、津波も含めてもう少しこの堤防高を上げていく。2期整備というものについても、令和7年度からスタートをしていきたいと思います。
記者:「瀬戸内海国立公園指定90周年」の事業の関係で質問します。年間を通して様々なイベントを行うということですけれども、これから具体的に決まっていくと思いますけれど、この1年間の集客の目標とかがあれば教えていただきたいのと、来年度、2025年度は、瀬戸芸がありますけれども、そうしたものへの弾みとなるイベントになってくるかなと思います。その辺の期待感、改めて教えてください。
知事:このイベントの集客目標ですけれども、もとより瀬戸内海の各地は観光地でありますので、このイベントにかかわらずおいでいただいて、それが非常に関心も多くなってきているという状況でありますので、このイベントの単独の目標値というのは作っておりません。香川県内の観光の誘客数をコロナ前に戻し、もう少し先には月間100万人を目指して観光政策を進めておりますので、その中で今回の90周年のイベントが、その弾みになればという、そういう思いで進めております。そういったことも踏まえると、来年が瀬戸芸の年、大阪・関西万博の年でありますので、それの誘客につながってくるような、そういうイベントにしたいと。瀬戸内海を見てもらって、また、瀬戸芸や大阪万博のときにも、もう一度瀬戸内海に行きたいなと思ってもらえるような、そういったところを留意しながら進めたいと思います。
記者:あとちょっと話が変わりまして、高松港の昨年末にありました「特定利用空港・港湾」の選定に向けた検討ですけれども、年も明けましたけれども、現在どういった関係するところとの調整とかが今進められているのかなと思うのですけど、今、どういった状況でしょうか。
知事:これは昨年中に国の方が提案をしてきている新しい制度であります。10月に1度、また12月に2回目の制度の説明に国の担当者が来たり、オンラインで県の担当者の方に説明があったところでありまして、平時より自衛隊・海上保安庁の船舶が高松港を円滑に必要な場合に利用できるための措置を考えていくという、そういう内容だというところまでは理解できましたけれども、制度設定についての詳細については、これからも前広に説明をいただくようにお願いをしております。12月、年末にお話があった後は具体的な追加的なご説明はございません。これからも前広に、きちんとした説明を求めていきたいと思います。
記者:そうしましたら、まだ国の方が追加の説明がないので県としてまだこう動いて、県内の関係するところと調整が進めているという段階ではないということでしょうか。
知事:はい。年末にいただいた内容の周知をすることを行っておりまして、それ以上のものはまだ行っておりません。
記者:地震関連で追加なのですけれども、今回能登半島地震で元日の発生ということもあり、帰省客もいて、備蓄物資が底をついたとの報道も当初はありました。
その面について、県として、備蓄物資の補充とか、対策の検討とかあるのでしょうか。
知事:今回こともありますので、今一度見直したいと思いますけれども、現時点においては、備蓄物資の増強という具体的な予定はございません。
記者:先ほどのお話にもありましたけれど、県内でも住宅の耐震化というのは重要な課題に思われますが、具体的に、住宅の耐震化に向けた県としての取り組みがあれば教えていただきたい。
知事:住宅は、特に木造の瓦葺きの屋根の住宅などが今回も倒壊になっておりますので、そういったものを、これからスピード上げたいと思います。基本的には個人所有なので、これまでも戸別訪問をして、必要性をご納得いただいて、補助制度はございますけれども、所有者の負担も発生しますので、理解いただいて進めております。戸別訪問のスピードを上げて取り組んでいきたいと思います。
記者:ちなみに、耐震化率は県内の地域によって差とかありますか。
知事:ございます。現時点においては、高松市が一番高く、まんのう町が一番低いということになっております。全体的には、島嶼部ですとか、地方部が低いという傾向で、今申し上げましたように、かなり差があります。これからは18%の中身を見て、リスクが高いところについての戸別訪問のスピードを上げたいと思います。
記者:県内では、外国人観光客が増えている面もありますが、現状、地震発生時の外国人の方とかインバウンドの方に向けた対策として、今県としてはどのようなことを行っているのでしょうか。
知事:外国の方への情報提供は「災害時には、このQRコードを見てもらいたい。」ということを伝えたり、観光施設の方へ外国人の方への情報提供についてお願いをしております。今回のこともありますので、今一度、徹底していきたいと思います。
記者:知事の考える香川県でまず進めなければいけない防災対策は、耐震化ということなのでしょうか。
知事:道路の強化、岸壁の強化、住宅の耐震化、それと避難の徹底、こういったことが挙げられると思います。
記者:その中で特に、まずこれは早めに進めなければいけないと思われる部分はどれでしょうか。
知事:それはどれもですので、部局もまたがりますから、それぞれのところで最優先政策として進めていきたいと思います。
記者:瀬戸内海の90周年の件なのですけれども、知事就任当初から瀬戸内の観光資源というのを非常に重要視されていましたけれども、今回90周年を迎えるということで、具体的にどういうふうになっていけばと思われますか。
知事:訪れる人が増えるというのが、一番魅力発信のためにも、また将来につなげるためにも大事なことであります。直島とか小豆島とか、比較的多くの方に訪れていただいているところもありますし、まだまだそういったところでない場所もありますので、これまで訪れる機会がないようなところにも訪れてもらえるような、そういうところには力を入れたいと思います。
記者:瀬戸内海全体が盛り上がっていけばということなのですかね。
知事:そうですね、何といっても来てもらって、これは県内の県民の方もそうなのですけれど、瀬戸内海沿岸と島に動きが出れば出るほど、活性化にもなるし、守るということにもつながってくると思います。
記者:いい機会になるという。
知事:そうですね。10年に1回ですし、ぜひこの機会を活かして、また瀬戸内海の魅力に関心を持ち始めていただいて、これまで以上に大きくなっているときなので、いいチャンスであると思って、活かしたいと思います。
記者:このロゴとかは香川県単独のものになるのですか。岡山県とは別になるのですか。
知事:これは香川県単独のものでございます。
記者:今回のキックオフイベントの中で、屋島鷲羽山ウオークという形で岡山県と協力してですけれど、今後としても対岸の岡山県との協力は考えられているのでしょうか。
知事:いろいろな意味で、最重点のポイントとして考えております。海を挟んで、岡山県とはいろいろなつながりが、これまでも、通勤・通学も多くなってきていますから、そういったものをこれからもっと波状的に活かしていく意味で、それをつなげての瀬戸内海ですから、瀬戸内海を、かすがい、つなぎ目として両県連携の大きな財産として活かしていきたいと思います。
記者:能登半島地震の関係に戻ってしまいますが、今回被災した自治体の高齢化率が50%前後という過疎地の特徴もあったと思います。先ほど自主防災組織の話もありましたけれども、高齢化とか人口減少とかで、共助の担い手が不足しているということも考えられるのではないかと思うのですけれども、香川でもそういった事情がお耳に入ってきているでしょうかということと、そういう共助の仕組みや自主防災組織をより有効に機能させるために、先ほども活性化とか普段の支援という話もありましたけど、具体的にどんなサポートを今後考えていらっしゃいますでしょうか。
知事:おっしゃる通りで、高齢化が進んで、特に避難のときに難しい、時間がかかるのは、高齢者です。そういった方は早めに避難を始めることと、周りの方が、一人一人が逃げることが大事なのですけれども、そういった方のお手伝いということもできるだけしてもらうという、こういったところがポイントになると思います。自主防災組織が、一通りほぼできているのですけれども、実際の内容は濃淡がかなりあります。自主防災組織の中の顔が見える状態になっているところから、一応名簿だけはできましたというところまでありますので、顔が見える関係にどの組織もなっていただくということなのです。具体的には、一人一人の避難経路ができてないところが多いので、まずこれを作る。高齢者の単独世帯もそういう避難経路を作ってもらって、逃げる。こういったところが、今年、地震の前からですけど、急いでやろうと考えていたところですので、今回のことも踏まえて、さらに加速したいと思います。
記者:今おっしゃった一人一人の避難経路というのは、災害時の要援護者の個別計画の話なのか、それ以外のすべての人も避難経路を作ろうというお話なのか。
知事:要援護者の人が優先ですけれども、すべての人の経路を作っていくということが大事だと思います。
知事:もしかしたら言い間違えている可能性があるので、訂正させていただきます。先ほどのご質問の中の今後の観光客の目標ですけれども、100万人というのは月間100万人を目指してということで、12倍すると1,200万人であります。瀬戸大橋ができて、香川に観光ブームがあったときに、1,000万人をちょっと超えたところが最大値だったのですけれど、それを2割ほどアップできるところを、まずは目標にしております。
以上
このページに関するお問い合わせ