ページID:42579

公開日:2023年8月28日

ここから本文です。

第70回日本伝統工芸展 入賞・入選者の発表。

 8月23日、第70回日本伝統工芸展の入賞・入選者が発表されました。香川県漆芸研究所の修了者で、千葉県在住の松本達弥さんが『彫漆箱「遥かに」』で日本工芸会総裁賞を、また現役研究員の北岡道代さんが『乾漆蒟醬箱「瑠璃藤花」』で日本工芸会新人賞を受賞しました。北岡さんは平成21年から父で漆芸家の北岡省三氏に弟子入りし研鑽を積んでおり、今年4月からは当研究所の研究員になり、より豊富な知識や技術の習得に励んでいます。

 新人賞を受賞した北岡さんの喜びの声です。
「愛媛県西条市の観音堂に咲き誇る、見た瞬間、心を奪われるような美しい藤の花…
 上品で甘く、気持ちが落ち着くような香りに包まれながら見た藤の花は、柔らかな陽射しを纏って硝子のようにキラキラと輝いていました。
 「瑠璃」は硝子の古称を表しています。
 この景色を見ることができたこと、見せてくれた人、この作品を作ることができたこと、すべてに感謝しています。
 この度は素晴らしい賞をいただけたこと、とても嬉しく思います。ありがとうございました。」


 ほかにも漆芸研究所の指導員をはじめ、各地で活躍する修了者が入選を果たしました。
 第70回日本伝統工芸展は東京 日本橋三越本店で9月13日から開催し、その後全国9か所を巡回予定で、香川県では令和6年1月2日(火曜)から21日(日曜)まで高松市玉藻町の県立ミュージアムで開催される予定です。


 

 

入所をお考えの方 修了生の進路について 修了生作品ライブラリー

受け継がれる伝統の技 実習風景が見学できます 展示販売コーナー 研究生・研究員・修了者の声

香川県 香川県立ミュージアム 香川県文化会館 香川県立高松工芸高等学校(外部サイトへリンク)

このページに関するお問い合わせ