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2月10日(金曜日)と11日(土曜日)に、香川漆芸ホールにて石原雅員氏によるギャラリートークを行いました。1月27日(金曜日)から同ホールで開催している「異素材の融合と色彩 石原雅員作品展」の特別企画として行ったもので、10日は当研究所の研究生と一般の方合わせて約60名、11日は一般の方約30名が参加しました。
石原雅員 氏
ギャラリートークでは、箱蓋の開け閉めの感触など細部まで追求して作った、表からは見えない蝶番などの部品や作品の設計図も披露されました。ガラスケースに展示中の作品を取り出し、作品の裏側の装飾を見たり、蓋や引き出しを開けての解説も参加者の関心を引きました。彫漆や堆漆をベースに、木や金属、象牙など異素材を組み合わせた作品は時代や国を超えた石原氏でしか表現できない世界です。
展示の中には石原氏がイタリアへ取材旅行した作品のコーナーもあり「漆芸という日本を代表する美術工芸の展覧会なのに、まるでイタリアにいるかのような感覚だ」という参加者の声も聴くことができました。
「異素材の融合と色彩 石原雅員作品展」は令和5年2月26日(日曜日)まで開催しています。
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