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11月15日(火曜日)、研究生と研究員を対象に課題研究講座「てん刻」を行いました。指導は当研究所の修了者であり経済産業大臣指定伝統工芸士の北山圭一先生です。
今回の講座では、研究生が自分の名前から一文字選んだ字の篆書体を青田石(せいでんせき)という石に彫刻刀で彫り、印章を作成しました。書画では作品に印章を押すことが多いですが、漆芸では専ら作品を収める桐箱の箱書きに押印されます。
普段は漆を彫っている研究生たちが、北山先生の指導の下、慣れない石を彫り約2時間で印章を完成させました。研究生たちは今回の講座を通して漆芸にまつわる知識と技術を身につけ、漆芸に取り組む意識を高めるきっかけにもなりました。
講師 北山圭一先生
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