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朝鮮半島から伝わったとされる鬼の表情をした鬼瓦は、建物や家族を守る象徴として、奈良時代から屋根に飾られ始めたようです。二本の角が生えた鬼が登場するのは室町時代から。江戸時代になると、鬼より強いとされる鍾馗(しょうき)さんや七福神なども飾られるようになりました。
鬼瓦の鬼も作り手の「鬼師」によって表情が異なります。屋根の上から見下ろされていると怖そうですが、間近で見るとユーモラスで愛らしい表情の鬼もいます。
本企画展では、所蔵品の中から表情豊かな鬼ばかり約20点を展示します。最近の住宅にはほとんど見られなくなった鬼も、かつては家の守り神として威風堂々とした姿でした。そんな光景を想像しながら鑑賞してください。
【会 場】 特別名勝栗林公園 讃岐民芸館(瓦館)
【期 間】 令和6年6月14日(金曜日)~9月8日(日曜日)
【料 金】 無料 ※ただし栗林公園入園料が必要
【展示資料】 鬼瓦14点
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