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公開日:2023年3月29日

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知事記者会見 令和5年3月27日(月曜日)

知事記者会見録

  • 日時:令和5年3月27日(月曜日)13時00分から13時41分
  • 場所:香川県庁本館9階 県政記者室
  • 作成:広聴広報課

 

報告項目

・G7香川・高松都市大臣会合について

報告事項

知事:私からまず、G7香川・高松都市大臣会合について御報告をさせていただきます。今年の7月7日から9日の日程で、高松市で開催されますG7香川・高松都市大臣会合に合わせて行います関連イベント及び周辺の整備について、ちょうど明後日29日が開催100日前になります。このタイミングでその内容を御報告させていただきます。まず関連イベントでございますが、この都市大臣会合のテーマであります多様なステークホルダーによる持続可能な都市の実現、これに関連したイベントとして、5月にシンポジウム、6月に学生サミットをサンポート高松のかがわ国際会議場で開催いたします。お配りしております紙がございますが、まず5月21日でございますけれども、「持続可能な都市の実現を考えるシンポジウム」としまして、筑波大学の谷口守先生の講演会の後、谷口先生のもと、私も参加いたしますが、パネルディスカッションを記載のされたメンバーの方に御参加いただきまして実施をいたします。この際には、会場の近隣になります、裏面にございますが、イベント会場と書いたところですけれども、ここで「さぬきマルシェin サンポート~SDGsマルシェ~」と題しまして、SDGsをテーマにした県産品の販売や屋外でのワークショップなども開催を予定しております。また、さらにこの地区におきまして、歩いて楽しめる空間を目指す方針をサンポート高松地区は立てておりますけれども、それの前段になります、にぎわい空間創出イベントをこの地区で実施をすることにしております。一方、6月3日の件ですけれども、これもお配りしているものの下の部分ですけれども、「学生サミットin香川・高松(持続可能な都市を目指して)」と題しまして、香川大学の西成先生をコーディネーターとして、香川大学の学生様にパネリストになっていただきまして、オブザーバーにはG7の各国の出身者の方にも入っていただいての国際的な観点での持続可能な都市の未来について、話し合う会議としたいと思います。イベントは以上でございます。この他に、会合のちょうど100日前となります明後日29日に、JR高松駅前の広場の高松駅前ホテル旅館案内所の前にカウントボードを設置したいと考えております。それからさらに、いろいろな方が高松にお見えになるいい機会となるイベントでありますので、できるだけ気持ちよく、高松の港の周辺をいろいろ歩いたり、利用していただきたいと思っておりまして、一つはこのお配りしております紙の「にぎわい創出のためのカフェ空間の形成」とありますけれども、4月21日にオープン予定ですけれども、ちょっと写真はまだこのようなイメージ的なものですが、キッチントレーラーを県の方で調達をしまして、ここにカフェ等を設置して、周辺の現在も座ることができたりする空間になっていますけれども、それに合わせて、飲食も常時できるような形で整備を進めたいと思います。それから次のページに、フェリー乗り場につきましても、現在フェリー乗り場の待合所の方がやや老朽化が進展してきておりますので、この機会に県産木材、このような小豆島土庄産の木材を使用したこのベンチを調達しまして、今の乗り場待合所の椅子を撤去して、これに置き換えて、一新をしていきたいと考えております。また、ちょうど港の乗り場からサンポート地区にガラス張りの横断歩道橋が、ガラスで囲まれた「コリドー」と呼んでいるところありますけれども、そこも少し汚れが目立ってきておりますので、そこのガラス面についてもリニューアルをしたいと思っております。こういった、ちょっと細かく、いろいろ御指摘もまたいただきながら、7月までに美化を図っていきたいと考えております。

質問項目

1.2022年度の振り返りについて
2.新型コロナの「5類」移行後の県内の医療体制について
3.統一地方選について
4.花見の再開について
5.G7香川・高松都市大臣会合について
6.琴平町の旧保育所における不適切保育について
7.豊島事業について

質問事項

幹事社:まず1点目が、2022年度の振り返りについてです。知事が昨年の選挙で初当選し、就任後初となる年度が3月末で終わろうとしています。就任後約半年間の振り返りをお伺いしたいです。また、新年度の目標についてもお伺いしたいです。2点目が、新型コロナの5類移行後の県内の医療体制についてです。新型コロナウイルスについて、感染症法上の取り扱いが5月8日で「5類」に移行されることが予定されています。知事は先週の定例会見で、「3年間の経過を見ても『第9波』も想定しないといけない。医療体制について今後も引き続き考えていく」とおっしゃっていましたが、5月8日以降、医療体制の充実に向けた具体的な取り組みをお伺いしたいです。3点目が統一地方選についてです。今年も4年に1度の統一地方選が始まる見通しで、県内では31日に県議選が告示されます。今回は前回を上回る9選挙区が選挙戦となる見通しとなっていますが、どのような選挙戦を期待していますか。知事の所感をお伺いしたいです。

知事:まずは、22年度の振り返りの御質問がございました。昨年の9月5日に就任させていただきまして約半年強になります。広範囲な県政に係る課題が毎日発生して、その解決に向けた取り組みをしているところでありまして、広範囲な県政について、改めて実感をしているところでございます。一方、こういった課題を一つ一つ解決していくことが、県民の皆さまの安全・安心な暮らしに繋がっていく、この一つ一つの解決の積み重ねがそういったものの達成になるというような気持ちを新たにしているところであります。それと新型コロナウイルス感染症についても、就任以来感染の拡大、再拡大もございました。エネルギー価格、物価の高騰も厳しい状況が続いているところであり、これらへの対応に力を入れてきたところでございます。その一方で、高松空港の国際線の約3年ぶりのソウル線を皮切りにした再開もありました。また、新しい企業の立地もありました。そういった状況を踏まえますと、コロナ後に向けた香川の新しい発展の具体的な実績が見えてきたと感じているところであります。それから23年度、新年度の目標でございますが、新型コロナウイルス感染症、まだ油断できないところはございますけれども、ようやく出口も見えてきたところかと認識しております。いよいよウィズコロナの時代に本格的に入ってくる。こういうことで、社会経済を取り戻していく、こういうことになりますので、そういう気持ちで取り組んでいく必要があると思っております。具体的には新型コロナウイルス感染症の状況は引き続き注視をして、適切な対応をしたいと考えております。また、物価高騰対策につきましても、非常に厳しい状況が続いておりますので、いろいろな業態や生活のいろいろな各層の状況をよく注視して、必要な対策を適切に打っていきたいと考えます。それから、これからの香川の発展を目指していく上で、少子化の対策、これは待ったなしの状況であります。令和5年度予算にも、主要な政策として盛り込んだところでありますけれども、これの速やかな実施、追加的な実施、これについて力を入れたいと思います。またよい兆しのみえている香川県の経済について、さらに、この産業の拠点としての足腰を強くするための企業の誘致、県内企業のさらなる発展、こういったところに力を入れたいと思います。また、いよいよウィズコロナの時代での観光振興について、力を入れる時期になりました。特に現在の時点、非常に地域間競争、外国も含めた競争も厳しくなる時代でありますので、我が県のアドバンテージを生かした誘客に取り組んでいきたいと考えております。次に新型コロナの5類移行後の医療体制の取り組みについての御質問がございました。まずは医療体制の内容として発熱外来がございます。これは県内約600、発熱した際に訪れる医療機関がございますけれども、現在コロナの患者様、また疑いのある患者様を受け入れることを登録した医療機関が約420、さらに登録はしてないけれども現時点で実質的にそういった患者さんを診ていただける医療機関が約40で現在460の医療機関で診ていただいている状況になってきております。さらなる拡充を引き続き、取り組んでおります。また入院につきましては、1月末現在で32の医療機関でございましたが、現在42の医療機関に拡大され、349床がコロナの患者さんの対応ができる病床となっているところであります。これまでの医療機関の方の御協力に改めて感謝をしたいと思いますし、これからもさらなる発熱外来、入院病床の拡充に向けて、粘り強く働きかけをしてまいりたいと思います。それと5類移行に向けて、4月の21日までに入院の体制の目指す目標及び入院をする場合の調整を行う体制の方針及び高齢者施設などへの対応の方針、こういった内容を中心とした移行計画、これは国の方で、都道府県で策定するような要請があります。これを確実に、遅れることなく策定して、進めていきたいと考えております。また医療提供体制の円滑な移行に向けましては、県医師会と連携をしまして、医療機関向けの説明会に使う動画も作成をし、また説明会だけでなく配信もする予定にしております。このようなことを通じて、医療機関の協力を引き続き得ながら、5月8日以降の体制確保をしてまいりたいと思います。
3つ目は、統一地方選についての御質問がございました。今回の選挙、県民生活に関わりの深い、身近な選挙でありまして、県政、市政、町政、将来を託す代表者を選ぶ大切な選挙であると考えております。前回、4年前の香川県議会議員選挙では、過去最低となる38.4%の投票率でございました。この投票率については、今回多くの方に投票していただくことが重要だという考えのもと、これまでに既に啓発の動画や県内の大学生から集めたメッセージをSNSで発信することなどにより、特に若い方を中心にした投票率向上の取り組みを行っていただいていると聞いております。また、昨日、高松市内の丸亀町の壱番街前ドーム広場で啓発のイベントがあり、ゆるキャラを候補者に見立てた模擬投票のほか、「あなたは香川で、どんな明日をつくりたいですか?」をテーマに、通行人の皆さまへメッセージを記入していただく、こういったことを通じて投票への動機付けを高める、こういうことも昨日行われております。ぜひ有権者お一人一人が、この大事な選挙であることをもう一度思い出して、認識していただきまして、選挙に参加をしていただきたいと思います。引き続き、県選挙管理委員会や県明るい選挙推進協議会において、積極的な啓発活動を実施する予定にしております。

記者:話少し変わりまして、今週、県内でも桜が見頃を迎えるということですけれども、県内各地、4年ぶりに宴会を認めるというところもあります。こういったことは観光振興にも繋がると思うんですけれども、改めて知事の受け止めをお願いいたします。

知事:報道でございますけれども、いろいろな桜の名所での4年ぶりになるのでしょうか、お花見の映像をみるにつけ、非常に喜ばしいことだと感じております。コロナのことはまだまだ油断はできませんが、そういったものを注意しながら、今回のお花見を県民の皆さんで楽しんでいただけたらなという思いであります。

知事:日本の桜は海外でもかなり注目されていて、今このタイミングでインバウンドのお客さんの増加にも繋がるかなと思うのですけれども、その辺りどう感じていますでしょうか。

知事:高松空港への国際線が、ソウル・台北との定期便が戻っております。また、まだチャーター便ですけれども、香港線も戻っておりますので、そういった多くの方々、私も梅のシーズンですけれど、栗林公園では多くの台湾の方にもお会いをいたしました。昨日も栗林公園もたくさんの方、この雨模様の中でおいでで、私もちょっと見に行こうと思って、雨の中行ったんですけれども、駐車場も満車で入れないような状況でございました。大変な人気になると思います。これから満開になってくるということで、ぜひ楽しんでいてもらいたいなと。たくさんのお客さんになりますと、混乱のないように、公園の方もしっかり対応したいと思いますし、感染の方も十分注意しながら楽しんでいただけたらと思います。

記者:コロナの5類に関連して、医療の移行計画を作成するということですけれど、今現在、病床ですとか、入院調整というのは、県とか保健所の管理の下、厳格にというか、基準があって運営されていると思うんですけれど、これを新たな計画にするというのは、方向性としてどういったことをお考えなのでしょうか。緩和するという方向性なのか、どういったことをお考えか今の段階で教えてください。

知事:入院調整については、これまでも保健所が必要な役割を果たしながらやってきたところでありまして、今後も保健所が必要な調整は行いたいと思います。感染の状況次第ということになります。やはり重症者や、それに準ずる症状の重い方について、調整の必要性が高いと思いますので、そういった状況をみながら、必要な対応を、引き続き、今後もしたいと思っております。

記者:5類でよく出てくるのが、季節性インフルエンザというのが並べられると思うんですけれども、インフルエンザとかだと入院は医療機関と患者さん同士の判断だったりとかすると思うんですが、コロナに関して言えば、まだその県の保健所としての関与は続けていくというおつもりということでしょうか。

知事:今後もコロナについては、まだ重症化する恐れのある患者さんも残る可能性は多いと思いますので、必要な保健所の調整はしていきたいと思います。

記者:分かりました。あと冒頭G7の都市相会合のイベントについてのお話がありましたが、池田知事御自身、結構香川の地の利というのは、いろいろ豊かだとこれまでも説明されてきたと思うのですけれども、この都市相会合というのをきっかけに、いろいろ機運を高めるという方向性というか、どういった形で効果、売りポイントみたいなものを世界に向けて発信していきたいとお考えですか。

知事:先日、G7の参加国の在日大使館の方々が高松に事前の調査に来られました。私もお会いしました。その時にやはりおっしゃっていたのが、瀬戸内海の美しさということをおっしゃっていました。それと印象ということだとは思いますが、非常に明るいという印象を述べておられました。私自身はですね、瀬戸内海が素晴らしくて明るい、これは都市が海と面している、これがその印象になっているのではないかと思います。日本のいろいろな海沿いの都市ありますけど、なかなかこれだけ面して都市空間から海が眺められる、そういうロケーションのところは高松だけかなと思います。そういう意味で海の素晴らしさもわかるし、街が片方開けているということで、それが明るいということに繋がっているのかなと思いますので、そういうところをぜひPRしていきたいと思います。

記者:先ほど桜の話題の中でもインバウンドのお話もありましたが、そういったところに、この都市相会合というのを、ある意味きっかけにして繋げていきたいというところもあるのでしょうか。

知事:その通りですね。今、瀬戸芸の効果もあって、香川という地域、瀬戸内という地域に、海外からも以前にはないような関心が向けられていると思いますので、都市大臣会合はG7の方が中心ですけれども、多くの海外の方がみえますので、それを実感していただいてまた次の誘客に繋がること、これを大事にしていきたいと思っております。

記者:先週、県が発表したわけではないのですが、県内の琴平町の保育施設で不適切な保育があったというのを町が発表して、その中に、県による実地調査で、不適切な保育が認定されたという形での町による発表がありました。県も匿名の投書に基づいて、2回に及んで調査をしたということなのですが、なかなか不適切な保育、全国的に今まで問題になってきて、行政が発見をするということの難しさであったり、国が実態把握をしても、なかなか氷山の一角なのではないかという指摘もいろいろな多方面であると思うのですが、知事御自身、不適切な保育、保育現場の安心というところに繋げるためには、どういった形でのそういった把握というのが必要だとお考えでしょうか。

知事:やはり小さな異常を見逃さないことが大事だと思います。そういう点について考えると、そういったこといろんな場面で、いろいろな立場の人が目にする時に、ぜひ県の方に躊躇することなく通報していただけるような、そういう体制をもう一度しっかりとしていく、これが一番重要だと思います。

記者:今回はその1回目の通報の時には事案が把握できず、2回目に調査の対象を広げて、そこで認定をしたという形なのですが、通報を受けてからの行政として、そこを調査していくというところをどう進めていけば実際の把握ができるとお考えでしょうか。

知事:1回目に調査をした時に、調査を行った期間の問題で、1回目で分からなかったということがございました。対象ですね、調査対象の期間の問題がございました。こういったことも受けて、できるだけ前広に対象や期間についてもとりながら、設定しながら調査をする。こういったことを今後も徹底をしていきたいと思います。

記者:今週、知事が視察に行かれる豊島についての質問です。これまで県が事業計画に基づいて行ってきた一連の処理事業というのが、今月をもって終了することになりますが、一方で地下水に関して言うと、排水基準までは達成して、遮水壁を解除したり、整地まで進んだ一方で、環境基準の達成という、住民との合意に基づいた部分はまだ課題が残っています。この特措法の期限内、県の計画の中で、環境基準まで地下水を浄化するという選択肢というのはもともとなかったのでしょうか。その辺り教えてください。

知事:豊島事業についてはこの3月末になって、来年度になっても完了したという認識には立っておりません。今回は整地工事が完了したということで、一つの節目ではございますけれども、豊島の事業は引き続き、県が責任を持って進めてまいります。環境基準を達成するまで、県が責任を持って続けていきたいと考えております。その後、地下水の環境基準が達成できれば豊島自治体に引き渡す。このような予定にしているところでございます。

記者:事業としてはもちろん、維持管理という形で名前を変えて続けていくと思うのですが、地下水に関していえば、排水基準までというのは積極的に浄化の対策を県が主体的になって行ってきたと思うのですけれど、今後の環境基準の達成までというのは、自然浄化に任せて維持管理をしていくという形になります。私が伺いたかったのは、その環境基準達成まで、県としてその主体的な積極的な対策っていうのをするお考えはなかったのかというところを聞きたいです。

知事:環境基準の達成まで主体的に県が関わるというスタンスでおります。環境基準達成に向けての手法として、専門家の会議でも検討され、技術的な判断として、自然浄化の方式で達成をするということが決まってきたということでございまして、繰り返しになりますけれども、県の方で主体的に環境基準の達成まで取り組んでいくという方針でまいりたいと思います。

記者:分かりました。この問題が今後、環境基準の達成、また処分地の返還まで続いていくのが、どれだけ時間かかるか分からないというのが、現時点で一つの課題だと思うのですが、その中でこの問題の風化ですとか、関わってきた当事者の高齢化という問題にも直面していると思います。一方で県ももちろん、廃棄物を投棄したのは業者側ですけれど、その業者に対して許可を出したという形では、当事者の1人だと思うのですが、この問題の風化については県としてどう向き合っていくお考えですか。

知事:先ほど申しましたように、今回のことは一つの節目、区切りで、経過点であり、通過点でありますので、これからも県が主体的に取り組んでまいりますので、いわゆる風化ということとは違う状況ではあると思います。一方でやはり時間が経ったことによってのいろいろな変化というのは当然ありますので、大事なことをこれまでの経過ですとか、これからのことも含めて、大事なことがきちんと県庁の中あるいは関係者の中で失われないような、そういうことは併せて取り組んでいきたいと思います。

記者:県庁の中で失われないようにという、その大事なことというのは、知事御自身、長年関わってきた代々の知事とまたもちろん違うところあると思うのですが、この豊島の問題から県が学んだ大事なことを教訓というのはどういうお考えでしょうか。

知事:やはり1回ああいった形で失われた大事な環境は、これほどにやはり多くの方の協力を得ながら、やっと長い間をかけて取り戻せるような、そういう損失であったということですね、これを必ず記憶に残していく。これが一番重要なことだと思っております。

記者:今の質問に関連をしまして、30日に豊島に行かれますが、どういった思いで豊島の現地を御覧になって、また住民の方とどういうお気持ちで接するのか教えていただけますか。

知事:一つは、今回一つの区切りにはなりますけれども、これからも県が引き渡しができるまで主体的になってこの土地を管理し、対策を続けていく、こういった姿勢を私自身が行って、お伝えしたいということが一つであります。それと住民の方々が現在考えておられることについて、直接お聞きできる機会であるという思いでまいります。

記者:冒頭報告のG7会合の関連事業に関してです。県、市等でやっているこの協議会としての取り組みとしては、今回第1弾というか、主催の取り組みを初めて発表されたことになると思うのですが、会合自体はどうしても国が主導でやっていくものになるかと思うのですが、その中でこういう今日発表されたような事業であるとか、取り組みを通じて、県として改めてどういうふうにG7会合に合わせて進めていけたらという期待感であるというか、目標を持って取り組まれるのでしょうか。

知事:今回持続可能な都市の実現ということで、いろいろな観点があると思うんですけれども、一つは自動車のみに依存しない都市、こういうものを香川も高松も目指していきたいと思っております。その一つの目標のエリアがサンポート高松であります。そういったものをこの都市大臣会合が開かれることを契機に、県民全体でそういった内容について共有ができ、自動車にあまり頼りすぎない持続可能な都市に向けて新しい一歩が踏み出せれば、この高松でやっていただいた価値があるのかというのが一つです。それともう一つは、やはりせっかく多くの海外の方が来られるので、その時にサンポート地区を中心に「あの時綺麗になったね」というものが街に残ったらいいなという思いで、先ほどの乗り場のベンチのことですとか、カフェの設置とか「あの時にあそこにぎやかに綺麗になったね」と言われるような、そういうものにしたいと思っております。

記者:今後また同じような事業というか、新たに追加で考えられて、出していかれるお考えはありますか。

知事:今の時点ではまだ具体的なものはありませんが、できるだけまちの美化といいますか、そういったものは最後まで磨いていきたいと思いますので、また御指摘を県民の皆さんからもいただければいいと思います。

記者:あともう1点、別の論点になります。コロナ5類の医療体制ですね、先週の会見でもお話いただいた件ですが、5類化されるにあたって、従来は特別な対応として医療機関を構えていたものが、国の言葉で言うと通常の対応というか、そういった形になっていく中で、一つには発熱外来、入院できる病床の拡大というのを進められているというところなのですが、今認識されているところでの課題、さらにこう広げていくために、どういったことが解決すべきと考えられていますか。

知事:やはり先ほど申しました入院の病床及び発熱外来、それから入院の調整、こういったものは長い間、特別の体制でやっていたわけで、5月8日から通常の季節性のインフルエンザと同じような位置付けで進めようということですけれども、何か決めれば、そういう体制が整えられるわけではないので、きちんとその関係の人達の協力があって、今申し上げた3つの体制が整ってくることなので、それをいかに速やかに整えていくか、もうこれに尽きるのではないかと思います。ぜひ引き続きの関係者の御協力を得たいと思います。粘り強く、しっかりできるだけ早い整備をしたいと思います。

記者:先ほどの豊島の関係で1点だけ追加でお伺いさせてください。改めてということになってしまうと思うのですが、県が今後、今後も主体的に関わっていくというのは、この事業に行政として関わる立場として、主体的というのはどういう意識、どういう考え方で今後も関わり続けていくということなのでしょうか。

知事:主体的にというのは、ここの場所について県が責任持って管理をし、責任を持って、その環境基準の達成まで行うべきことを県が事業主体として行っていくという、そういう意味であります。
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