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本年4月に宮崎県で発生し、猛威を振るっている口蹄疫は、畜産経営のみならず地域経済全体に壊滅的な被害を与えている。
行政及び関係者が一丸となった懸命の防疫作業の結果、先月末までに、すべての患畜・擬似患畜及びワクチン接種家畜の処分を終えたが、その後も新たな感染が確認されており、予断を許さない状況である。
これ以上被害が拡大・長期化すれば、我が国の畜産業全体が壊滅の危機に陥りかねないため、一刻も早い終息を図るとともに、今回の事態を教訓とし、国家的な危機管理の問題として、口蹄疫対策の一層の強化を図ることが必要である。
よって、国におかれては、既に口蹄疫対策特別措置法が施行されたところであるが、口蹄疫対策の一層の充実を図るため、次の措置を講じられるよう強く要望する。
記
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成22年7月8日
香川県議会
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