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公開日:2024年12月17日

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瀬戸内ギャラリー第15回企画展
<奴行列>大国香川-獅子舞・太鼓台に負けない祭礼風流-

趣旨

香川県の祭礼を賑わすものとして獅子舞や太鼓台が知られていますが、全国的に見て、より香川の祭礼を特徴づけると言えるものが奴行列です。江戸時代の大名行列が祭礼にとり入れられたものとされ、全国で600件ほど報告されているうちの約100件が県内に伝承されており、全国有数の密度を誇ります。
本展では、「〈奴行列〉大国」とも称すべき、県内の多彩な奴行列の様子を写真や映像で紹介するとともに、高松松平家下賜とされる坂出市王越町の喜佐波(きさわ)神社の奴用具を特別陳列します。

 

 

展示詳細

令和7年111日(土曜日)~224日(月曜日・休日)
開館時間:9時~17時(入館は16時30分まで)
休館日:月曜日(月曜日が休日の場合は翌火曜日)

瀬戸内海歴史民俗資料館第1展示室中2階瀬戸内ギャラリー

(高松市亀水町1412-2五色台山上)

主催等

主催:瀬戸内海歴史民俗資料館(香川県立ミュージアム分館)

展示構成

1.江戸時代の奴行列
2.香川県の祭礼を彩る多様な奴振り

3.特別陳列:喜佐波神社の奴用具

4.まとめにかえて―奴行列継承の課題―

展示資料数

奴関係史料や奴用具など実物資料約30点、そのほか県内約30ヵ所の奴振りの写真パネル・動画

関連行事

れきみん講座「香川の奴風流」
日時 215日(曜日)、10時~11時30分
講師 田井静明(当館専門職員)
場所 瀬戸内海歴史民俗資料館研修室
定員 25名(先着順)
申込方法 電話、「香川県電子申請・届出システム」(外部サイトへリンク)を利用したインターネットから
※インターネットからのお申し込みは、瀬戸内海歴史民俗資料館ホームページ右下の「関連リンク」から「香川県電子申請・届出システムのページへ」をクリックしてください
申込期間

12月17日(火曜日)~(定員になり次第、終了)

 

展示解説
日時 118日(土曜日)、224日(月曜日・休日)、各回11時~12時
解説 田井静明(当館専門職員)、事前申込不要

主な展示資料

白鳥2

白鳥神社祭礼図『讃岐国名勝図会』卷一(江戸時代末・当館蔵)

江戸時代における香川県内の物産や寺社、景勝地などの様子を紹介した『讃岐国名勝絵図』には、数多くの奴行列が描かれています。

金毘羅2

十月十日十一日祭禮象頭山正祭頭騎大略図(江戸時代末・当館蔵)

非常に多くの奴行列が描かれており、傘を投げる芸や鳥毛の投げ渡しなどの奴振りが行われていたことがわかります。

鴨神社立傘

鴨神社の立傘の墨書銘(江戸時代末・鴨神社蔵)

鴨神社(坂出市)の祭礼には現在、奴行列は出ていませんが、近年、蔵から発見された台傘と立傘の枠には「天保七年(1836)」の墨書銘があり、遅くともその時期には、奴行列が行われていたと考えられます。

初公開資料

 

香川県内約30ヵ所の多様な奴振りの写真パネルと動画

長く重い鳥毛(一本)を跳びながら投げ渡す投げ奴(1)や三本程度の鳥毛を威儀正しく奉納する小規模な奴振り(2)、子どもが持つお鉄砲(3)、奴振りすべてを子どもが行う小奴(4)もあります。また、草履(5)や傘(6)の芸を伴うものや祭礼行列の奴振りとは別に、輪になって甚句を唄うもの(7)も見られ多彩です。

投げ奴 奴振り お鉄砲
(1)誉田八幡宮(東かがわ市)の投げ奴 (2)大谷石清水神社(東かがわ市)の奴振り (3)白鳥神社(東かがわ市)のお鉄砲
小奴 草履傘の芸 会下天満宮
(4)香西宇佐神社(高松市)の小奴 広旗神社(高松市)の奴の草履(5)と傘(6)の芸 (7)会下天満宮(丸亀市)の奴

 

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展示

 

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