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瀬戸内海歴史民俗資料館では、香川の歴史と風土の中で培われてきた伝統的技術を把握するため、昭和62~63年度に県内全域で150件を対象に諸職調査を実施し、平成元年に報告書を刊行しました。これにより伝統工芸や手工業的な製造業で生産された製品の様相、職人の製作技術・道具などが把握されました。また、近代化による技術革新や生活様式の変化により、既に産業として成り立っていない職種が多いことも明らかになりました。
前回調査から35年。この150件を主要な対象として、当館では今年度から追跡調査を実施しています。これは少子高齢化や生活スタイルのさらなる多様化が進む中、地域に受け継がれてきた暮らしにまつわる文化が失われていくことが危惧されていることから、その現状や、担い手不足が深刻化する職人の現在のモノづくりの様子について調査記録を行うとともに、その成果を広く発信し、地域の伝統文化や技術等について価値の再発見の機会を作ることを目的としています。
こうした取り組みの一環として、本展では昭和62~63年度に行った諸職調査の際、記録された県内の職人たちの姿を写真でふり返ります。
会期 |
令和5年12月16日(土曜日)~令和6年2月25日(日曜日) |
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会場 |
瀬戸内海歴史民俗資料館第1展示室中2階瀬戸内ギャラリー (高松市亀水町1412-2五色台山上) |
主催 | 瀬戸内海歴史民俗資料館(香川県立ミュージアム分館) |
展示構成 | (1)はじめに (2)職人たちの姿 ・唐臼(からうす) ・畳(たたみ)職 ・炭焼き ・和凧(わだこ)製作 ・タコツボ製造 ・団扇(うちわ)製造 ・鋸目立(のこめたて) ・張子(はりこ)の虎(とら)製作 ・みそ樽(だる)製造 |
展示資料・作品数 |
写真36点、実物資料10点程度 |
日時 | 令和5年12月16日(土曜日)、令和6年1月20日(土曜日)、2月17日(土曜日) いずれも(1)午前11時30分~午後0時、(2)午後1時30分~午後2時、申込不要 |
場所 | 瀬戸内海歴史民俗資料館第1展示室中2階瀬戸内ギャラリー |
張子(はりこ)の虎(とら)の製作(三豊市) |
畳(たたみ)職(さぬき市) |
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和凧(わだこ)(高松市) |
団扇(うちわ)(丸亀市) |
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タコツボの製造(宇多津町) |
みそ樽(だる)の製造(観音寺市) |
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