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公開日:2024年6月1日

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令和6年6月号 知事レポ No.20「こんぴら歌舞伎が帰ってきた」

こんぴら歌舞伎が帰ってきた


旧金毘羅大芝居(金丸座)4月6日に妻と2人で5年ぶりに開催された「四国こんぴら歌舞伎大芝居」を見に行きました。

金丸座に上がる坂道には、色とりどりののぼり旗がたくさん立ち並び、まわりの満開の桜と重なり合って華やかな風景となって、おのずと気持ちも高揚してきます。

金丸座に着くと前庭には公演を待つ多くの人が、食べながら、また談笑しながら、思い思いのわくわくした公演までの時間を楽しんでいます。たくさんの方から「知事さん、来とんやね!」と声をかけてもらい、楽しい時間を皆さんと一緒に過ごしました。また、県外からもたくさんおいでいただいていたようです。

公演の演目は、「松竹梅湯島掛額(しょうちくばいゆしまのかけがく)」と「教草吉原雀(おしえぐさよしわらすずめ)」でした。松本幸四郎が見えを切る場面では、見ていてほれぼれしました。また、時折、漫才のようなアドリブのやり取りもあり、楽しさと華やかさの両方がある公演でした。

そして、金丸座の魅力は、舞台と客席の近さだと思います。野球観戦に例えるなら、大きな歌舞伎座は内野席から野球を見る感覚であるのに対して、金丸座はバックネット裏で見る感覚だと思います。

話は変わりますが、歌舞伎と言えば、今年3月に小豆島の中山農村歌舞伎と肥土山農村歌舞伎が国の重要無形民俗文化財に指定されました。指定後初めての公演は、肥土山が5月に開かれました。また、中山も9月に開催されます。こちらは子供たちも俳優として登場して、緑に囲まれたかやぶきの舞台で公演されるといった金丸座とは違った魅力があります。

香川県は「歌舞伎の県」ともいえるでしょう。工芸品あり、音楽あり、踊りあり、芸はすべて熱心な芸どころの讃岐ですが、播磨国風土記には、「讃岐」を「讃伎」や「讃芸」と書かれているそうです。まさに芸を讃える香川県です。

香川県知事 池田 豊人



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