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11月10日から19日までパラグアイ、ブラジル、米国を訪問しました。南米においては「パラグアイ香川県人会創立50周年記念式典」そして「ブラジル香川県人移住110周年記念式典」に出席して、移住された方々の労苦に敬意を表しました。式典には、パラグアイでは約90人、ブラジルでは約230人の方々が参加をされまして、皆さまとお話をして、これまで先人の方が築いてきた交流の絆をより一層深めることができたのではないかと考えております。そしてブラジル、パラグアイそれぞれの国で日本から移住された方々が日系の社会を築き、現地で大きな信頼を得ているということを知りました。今後我が県とそれぞれの国の経済社会の新しい交流に向け、大きな力となっていただける心強い存在であると思いました。
パラグアイは、南米の内陸国で、物流の面で難があったのですが、あと5年以内に、チリからブラジルに向けての東西の高速道路が開通予定で、内陸のハンディキャップも解消されます。もともと人件費は安くて、電力費も安くて、治安も南米一良くて、水が豊富で、そういう意味では、製造拠点としては大きなメリットが幾つもあるので、いろいろな国が注目し始めています。また、パラグアイ、ブラジル両国ともですが、人口が増加している中で、日本への関心は非常に高くて、日本で働いてみようかという方もいると伺いました。人材不足の中、パラグアイ、ブラジルからも素晴らしい技術者などに香川県においでいただければと思いました。
また、北米のロサンゼルスにおいて、栗林公園と姉妹庭園提携しているハンティントン財団庭園を訪問しまして、本県から移築した日本家屋の視察をしました。そしてハンティントン財団からは、今後香川県とこの庭園にかかわらず文化芸術全般について財団と香川県で交流をしていきたいとの良いご提案がありました。
今回の訪問が本県との経済社会のいろいろな交流につながるよう、今回得られた足がかりを発展させていきたいと思います。
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