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試薬の調製
就職活動をしていく中で病院や薬局以外の場で活躍する薬剤師の存在を知りました。その一つが行政薬剤師です。
病院や薬局の薬剤師とは違った角度から県民の健康を守る仕事がしたいと思い県職員を志望しました。また県職員は数年おきに異動があり、さまざまな業務内容を経験できることも魅力に感じました。
主にウイルス分野を担当しており、感染症や食中毒、HIVなどの検査を実施しています。
保健所や病院から搬入される血液や便、咽頭拭い液などの検体を用いて、遺伝子検査(PCR)や細胞培養などを行い、原因とされるウイルスの有無や塩基配列などを調べています。そして、その結果を感染症対策や食中毒の原因究明に役立てています。
8時15分 | 登庁 |
8時30分 | メールチェック |
10時30分 | 検体受付 |
12時00分 | 昼休憩 |
13時00分 | 試薬調製 |
14時00分 | 遺伝子検査 |
17時15分 | 退庁 |
公務員と言えばデスクワークが多いというイメージがありましたが、実際に働いてみると想像していたより検査業務の割合が多かったことに驚きました。
また、薬の知識はあまり使わず、実施する検査の根拠となる法令の知識を使う機会の方が多いです。
検査手技はもちろんのこと、行政文書の書き方など、初めてのことばかりで戸惑うことも多いですが、学ぶことが多く毎日が充実しています。
県職員の試験は対策することが多い上、国家試験の勉強や卒業論文と重なり大変だと思います。大変なときは一人で無理をせず大学のキャリアサポート課等を活用してみてください。
また、インターンシップもありますので、ぜひ気軽に参加してみてください。雰囲気を知るよい機会になると思います。応援しています。
(掲載内容は、2025年2月現在のものです。)
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