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教育基本法及び学校教育法の改正並びに学習指導要領の改訂を受け、文部科学省は、平成21年に新しい教科書検定基準を告示した。その中で、教科書は「公共の精神を尊び、国家・社会の形成に主体的に参画する国民」及び「我が国の伝統と文化を基盤として国際社会を生きる日本人」を育成するため、豊かな情操と道徳心、伝統と文化の尊重や我が国と郷土を愛すること等の教育基本法の目標と一致するよう定められている。
本年3月には、高等学校の教科書における検定結果が文部科学省より発表され、各教育委員会は、教科書採択に向け、準備を行っているところである。
文部科学省の教科用図書検定調査審議会は、教育委員会が装丁や見映えではなく、内容を考慮した綿密な調査研究を公正かつ適正に行い、教育基本法の改正や学習指導要領の趣旨を十分理解し、適切な教科書採択を行うことを求める提言を行っている。
よって、本県議会は、県教育委員会において、教科用図書検定調査審議会の提言を踏まえ、教育委員会の委員、その他学校関係者に教育基本法及び学校教育法の改正並びに学習指導要領の改訂について、周知徹底を図るとともに、教育基本法の目標及び学習指導要領の目標や内容を達成するため、採択権者としての権限と責任のもと、最も適した高等学校の教科書を採択するよう強く求める。
以上、決議する。
平成24年7月12日
香川県議会
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