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(独)農業・食品産業技術総合研究機構果樹研究所で、「安芸津21号」と「白南」を交配して育成した品種です。
大粒で豊かなマスカットの芳香を持ち、果皮が薄く果実全てが食べられる新世代のマスカットの意から、「シャインマスカット」と命名され、平成18年に品種登録されました。
香川県は、全国に先駆けて導入し、ブランド化を進めています。
現在は、約18haで栽培され、約150tの果実が、JA香川県を通じて、県内、京阪神並びに京浜市場のほか、輸出も行われています。
主な産地・・・高松市、丸亀市、さぬき市、三豊市、綾川町、多度津町
現在、栽培されるブドウ品種の中で、糖度が高く、酸味が非常に少ないため、子供にも人気です。
また、豊かなマスカット香により、リラックスできるアロマ効果が楽しめます。
種無し処理をしており、果皮も非常に薄いため、果実を丸ごと食べられます。果肉が締まっているのでサクサクとした食感を楽しめます。
また、ピオーネのように果皮を口から出す必要がないため、手が汚れず、食べ終わった後のベトベト感もありません。
香川県では、1粒の直径を500円玉程度の大粒に仕上げ、700g程度の大房を中心に房作りしています。
美しいエメラルドグリーン色をした房には、ブドウの女王と称される「マスカット・オブアレキサンドリア」をしのぐ高級感があります。
シャインマスカットの果皮の一部が、カスリ状になる場合があります。これは、病気などではなく、バナナのシュガースポットと同じく完熟状態の証です。
長時間冷蔵庫に入れておくとマスカット香が落ちてしまうので、冷暗所で保存して、食べる1時間前くらいに冷蔵庫で冷やせれば、おいしく食べられます。
他のブドウよりも貯蔵性が高いため長期間保存できますが、冷蔵庫に保存する場合は、ブドウを紙で包んでポリ袋に入れると風味が落ちにくくなります。
香川県では、県オリジナル品種を中心とした果物で、県で認定した生産者が栽培し、糖度など一定の品質基準を満たしたものを「さぬき讃フルーツ」として推奨しています。
品質基準:秀品ランク、平均糖度17.0度以上
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