さぬきひめ
香川県におけるイチゴ栽培の歴史
大正14年、高松市栗林での露地栽培が始まりといわれています。本格的な栽培は、戦後の昭和27~28年頃からで、当時の栽培様式は露地栽培、石垣栽培でしたが、昭和35年頃からトンネル栽培、その後次第にハウス栽培へ切り替わり、現在に至っています。
「さぬきひめ」の来歴
「三木2号」(母)と「さがほのか」(父)の交配により育成して、平成21年に品種登録されました。
登録品種名は「さぬき姫」ですが、流通段階では「さぬきひめ」と表示することとし、現在、約42haで栽培され、約1,650tの果実が、京阪神及び県内市場を中心に出荷されています。
主な産地・・・高松市、丸亀市、観音寺市、さぬき市、東かがわ市、三豊市、三木町、綾川町
上品な味わいのかわいいイチゴ
光沢のある果肉は、柔らかな食感で、ひと口食べれば果汁が多く爽やかで上品な味わい。香りも豊かで、甘く深みのある香りが口の中に広がります。果実は大きく、やや丸みを帯びたおむすび型で、まるまるっとした形が愛らしい。
香川独自の栽培技術
香川県のイチゴ栽培の9割以上は、地面から離れたところで栽培されています。果実が空中にぶら下がっているため、日光が均一に当たるので、色、大きさ、形の良いイチゴができます。
このような栽培方法の主役は、香川県オリジナルのイチゴ養液システム「らくちん栽培」で、平成8年に香川大学、JA香川県、香川県農試が共同で開発しました。
腰をかがめず立ったまま作業ができるので、「らくちん栽培」と名付けられました。
栄養とおいしい食べ方
イチゴには、野菜・果物の中でも、ビタミンCが豊富に含まれています。
また、イチゴは、先端(果頂部)の方が糖度が高いので、へたの方から2回に分けて食べると、最後までおいしく食べることができます。
さぬきひめ認定生産者
香川県では、県オリジナル品種を中心とした果物で、県で認定した生産者が栽培し、糖度など一定の品質基準を満たしたものを「さぬき讃フルーツ」として推奨しています。
品質基準:秀品・優品ランク、13g(L果)以上
- JA香川県大川地区営農センターいちご部会
- 三木町地域いちご部会
- 三木町地域KOKOROグループ
- 香川地域いちご部会
- 高松市中央地区いちご部会
- JA香川県中央地区営農センター高松市西部地域イチゴ部会
- 香川県農業協同組合綾歌南部苺部会
- 香川県農協飯南地区苺部会
- 香川県農業協同組合丸亀地区苺部会
- 宝山いちご部会
- 観音寺地区いちご部会
- 株式会社スカイファーム
- 空浮合同会社
- ストロウ合同会社
- 株式会社讃久農園
- 株式会社大谷いちご農園
- なぎさベリー株式会社
- 株式会社OFA