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香川県農業試験場府中果樹研究所で、静岡県から導入したキウイフルーツに中国系キウイフル-ツの雄品種を交配して育成した品種です。
県が開発した、非常に甘く、種子周辺部がリング状に赤くなるキウイフルーツの意から「さぬきエンジェルスイート」と命名し、平成25年に品種登録されました。
現在は、約5haで栽培され、約20tの果実が、JA香川県を通じて京浜・京阪神及び県内市場に出荷されています。
主な産地・・・高松市、善通寺市、三豊市
糖度は、ヘイワードより4度以上高く、酸味が少ないため、和三盆糖のような上品で後を引く甘さがあります。
また、光センサーを用いた非破壊糖度測定器で、収穫前に全園地で果実糖度を測定し、品質を区分して出荷しています。
1果あたりの重さは100g前後と一般的なキウイフルーツと同じです。
しかし、果実の表面に毛がなく、ハーフカットするとスプーンですくって食べられます。
個体によって差がありますが、成熟すると、種子の周辺部がリング状に赤く色づきます。
また、香川県では、国内で唯一、キウイフルーツの袋掛け栽培を行い、美しい外観に仕上げています。
さぬきエンジェルスイートには、たんぱく質分解酵素が少ないため、キウイフルーツを食べた後に感じる刺激が少ないです。
このため、キウイフルーツが苦手な人も食べられます。
海外産ゴールドキウイフルーツが少なくなる11月上旬から約2週間だけ出回る極希少品です。
さぬきエンジェルスイートをおいしく食べるには、購入後、家庭で追熟させる必要があります。(追熟期間:追熟処理後、常温で10~14日)
購入後、果実が固い場合は冷蔵庫に入れず、常温で保存してください。ポリ袋にリンゴ※を1個とキウイを一緒に詰めると、追熟が早く進むばかりではなく、しなびずに本来の風味に仕上がります。
果実の縦面を指で軽く触ってみて、鼻の頭くらいの柔らかさになっていれば食べ頃です。
※つがる、王林、ジョナゴールド等エチレン生成量の多い品種が適する。
香川県では、県オリジナル品種を中心とした果物で、県で認定した生産者が栽培し、糖度など一定の品質基準を満たしたものを「さぬき讃フルーツ」として推奨しています。
品質基準:秀品・優品ランク、平均糖度15.0度以上
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