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令和5年11月にブラジル連邦共和国で開催された「ブラジル香川県人移住110周年記念式典」、パラグアイ共和国で開催された「パラグアイ県人会創立50周年記念式典」等に出席し、祝意を表するとともに、移住された方々の労苦に対し敬意を表し、より一層絆を深め、友好親善関係の強化を図り、青年交流や県内企業の進出、県産品の販路拡大などの促進、本県のPR等について、引き続き御協力をお願いするために、池田香川県知事をはじめとする訪問団が両国を訪問しました。
さらに、経由地であるアメリカ合衆国ロサンゼルス市では、本県の栗林公園と姉妹庭園提携しているハンティントン財団庭園を訪問し、両庭園の友好関係の強化を図るとともに、今後の情報発信等に係る提案を双方が行うなど、具体的な意見交換を行いました。
訪問の内容については、下記リンクよりご覧ください。
また、この機会に、香川県から南米に移住された方々の歴史、そして現在に至る県人の活躍についてご紹介しますので、下記リンクよりご覧ください。
南米に移住された県人の皆さんの歴史と現在のご活躍について(PDF:920KB)
ペルーへの日本人移住120周年を祝し開催された記念行事等に参加するため、浜田香川県知事をはじめとする訪問団が令和元年11月8日(金曜日)、9日(土曜日)の二日間、ペルー共和国を訪問しました。
11月8日(金曜日)には、「ペルー日本人移住120周年記念夕食会」に参加しました。夕食会では、移住高齢者表彰、憲法記念日知事表彰の授与が行われ、移住者やその家族の福祉の向上、移住地と日本の親善の増進に寄与された方々への深い敬意が表されました。また、香川で研修を受けた元研修員の皆様による意見発表では、元研修員の方々が、香川県での経験を活かし、県人会活動に積極的に関わるとともに、研修成果を活かして、社会の様々な分野でご活躍され散る様子を伺うことができました。
11月9日(土曜日)には、「ペルー日本人移住120周年記念行事「MATSURI」」に参加しました。ペルー日系人協会主催の同イベントは、例年各県人会をはじめとする日系人団体はじめ、多くの人々の参加により、例年盛況となっておりますが、特に今年度は、日本人移住120周年ということもあり、関係する催しが行われる等、大いに盛り上がりました。訪問団は、メインイベントである、県人会等日系人団体のパレードに参加するなど、現地の日系人団体をはじめ、参加者との交流を行いました。また、参加者の方々に、香川県を代表する伝統工芸品である「丸亀うちわ」を配布し、香川県のPRも実施しました。
今回の訪問で、県人会の方々の故郷香川県への思いを再確認することができました。今後も引き続き、幅広い交流を通じて県人会の活動を支援することにより、県人会の皆様との絆を一層深めていく必要があると感じました。
ペルー日本人移住120周年記念夕食会
ペルー日本人移住120周年記念行事「MATSURI」
平成30年7月19日(木曜日)にアルゼンチン共和国ブエノスアイレス市で開催された「アルゼンチン県人移住100周年記念式典」、また7月21日(土曜日)にブラジル連邦共和国サンパウロ市で開催された「ブラジル日本移民110周年記念式典」等に知事が出席し、祝意を表するとともに、各県人会との友好親善を深めました。
アルゼンチン県人移住100周年記念式典
ブラジル日本移民110周年記念式典
ブラジル日本移民開拓先没者慰霊碑参拝
今回の訪問を通して、先人のご労苦を偲ぶとともに、多くの県人会員の皆様と直接お会いし、近況や県人会の活動状況を伺うなど交流を深めることができました。また、記念式典等では、香川で研修を受けた元研修員の皆さんが司会や発表を務めるなど、県人会活動に積極的に関わるとともに、研修成果を生かして、社会の様々な分野でご活躍されている様子を伺うことができました。
ブラジル日本移民110周年記念式典では、秋篠宮家眞子様が御臨席され、地元日系人が和太鼓や踊りのパフォーマンスを披露するなど盛大に開催されました。同式典は、フェスティバル・ド・ジャポン(日本祭り)の会場で開催され、各都道府県人会が郷土料理などを披露するなか、香川県人会のブースでは「さぬきうどん」を販売し、大勢のお客様で賑わっていました。日系移住者の皆様が、農業や教育など様々な分野でブラジルの発展に大きく貢献されるとともに、多くの方のご努力により、今日のブラジル日系社会の礎がつくられたことを強く感じました。
今後とも、幅広い交流事業を通して、南米の各香川県人会の活動を支援し、本県との関係強化を図ってまいりたいと考えます。
ブラジル・ペルー香川県人会の役員とその家族の皆さん8名が、平成29年(2017年)2月28日(火曜日)〜3月6日(月曜日)までの1週間、来県されました。香川県での滞在中、うどん打ち体験をされたり、こんぴらさんや小豆島の視察、県内企業の訪問、出身市町との交流会、栗林公園でのお抹茶体験などを楽しまれました。
今回の招聘事業は、南米香川県人会において世代交代が進むなか、移住された県人の子弟の皆さまに、県内視察やふるさとの方々との交流を通して、香川県への理解を深めてもらい、次世代の交流活性化につなげることを目的として実施しました。
香川県からブラジルへの移住が始まったのは1913年、ペルーは1903年のことになります。招聘者のなかには、移住2世、3世の方で、生まれて初めて香川県を訪問される方もいらっしゃり、ご両親や祖父母のふるさとを訪問することを大変楽しみにされていたとのお話でした。
滞在中には、皆さんの母国でのお暮しや御活躍の様子を伺うとともに、ふるさと香川の近況をお話しするなど、交流を深めることができ大変嬉しく思いました。また、参加者のなかには、ご両親や祖父母の出身地を訪れ、香川で暮らされている御親戚の方に初めてお会いできるなど感動的な出会いもありました。
1週間の滞在を終え、招聘者の皆さんからは、「香川県で共有した時間は大変素晴らしい想い出であり、香川県に対する思いが更に強いものになった」「香川県での貴重な体験をもとに、今後の県人会の活動をより一層深めていきたい」との感想が寄せられました。
今後とも、相互交流の輪が広がり、南米香川県人会との友好親善の絆がより一層深まることを期待しています。
金刀比羅宮参拝
「パラグアイ日本人移住80周年記念祭典」等に出席するため、天雲俊夫香川県副知事をはじめとする訪問団4名が平成28年(2016年)9月4日(日曜日)〜9月12日(月曜日)の日程で、高田良徳香川県議会副議長をはじめとする訪問団13名が平成28年(2016年)9月3日(土曜日)〜9月13日(火曜日)の日程で、パラグアイ共和国等を訪問しました。
9月6日(火曜日)には、ブラジル共和国ベレンで開催された「北伯香川県人会創立40周年記念式典」に出席しました。式典では、移住高齢者表彰、憲法記念日知事表彰の授与が行われ、移住者やその家族の福祉の向上、移住地と日本との親善の増進に寄与された方々への深い敬意が表されました。式典のあとは、隣の会場で祝賀会が開催され、パラ―民族舞踊が披露されるなど、大変にぎやかな雰囲気に包まれました。
9月7日(水曜日)には、アルゼンチン共和国ブエノスアイレスで開催された「アルゼンチン香川県人会創立50周年記念式典」に参加しました。式典には、海外技術研修生や南米次世代人材育成研修員(日本語研修)のOBも多数参加し、司会を務めたり、香川県での研修の成果を発表するなど式典を大いに盛り上げてくれました。香川県で研修を受けた若い世代の皆さんが県人会で活躍している様子を拝見し、大変嬉しく思いました。
9月9日(金曜日)には、パラグアイ共和国ブエノスアイレスで開催された「パラグアイ日本人移住80周年記念祭典」及び「香川県人移住80周年記念式典」に出席しました。日本人移住80周年記念祭典では、パラグアイ共和国オラシオ・カルテス大統領、眞子内親王殿下がご臨席され、盛大に開催されました。
祭典に先立って行われた慰霊祭では、大変厳かな雰囲気のなか、先没者の霊に黙祷を捧げ、一人ずつ献花させていただきました。ご遺族代表者のご挨拶では、移住1世としてパラグアイの地で逞しく、様々な苦労を重ねながらも困難を克服し、子供たちの教育と家族の健康管理のために奮闘されたご両親への感謝の想いが語られ、胸が熱くなりました。
記念祭典にご臨席されたオラシオ・カルテス大統領や眞子内親王殿下のお言葉においても、日系移住者の皆様が、農業や教育など様々な分野で、パラグアイ国の発展に大きく貢献されてこられたことへの敬意が表され、多くの方のご努力により、今日のパラグアイ日系社会の礎がつくられたことをひしひしと感じました。
各地で県人会の皆さまにお会いし、母県香川とのつながりを大切にしてくださっていることを肌で感じ、訪問団一同心温まる思いでした。今後、香川県においても、南米の香川県人会においても、世代交代が進んでいくなか、次世代の交流活性化に向けて何ができるのか、これまでの絆を大切にしながら、県人会の皆さんと一緒に考えていきたいと思います。
9月6日北伯香川県人会記念式典
9月7日アルゼンチン香川県人会記念式典
9月9日パラグアイ日本人移住80周年記念祭典
平成25年8月10日にパラグアイ共和国アスンシオンで開催された「パラグアイ香川県人会創立40周年記念式典」と、翌11日にブラジル連邦共和国サンパウロで開催された「ブラジル香川県人移住100周年記念式典」に水本香川県議会議長ほか県議会議員8名や香川県国際交流協会理事長らとともに、出席しました。
平成25年(2013年)8月10日「パラグアイ香川県人会創立40周年記念式典」(於:パラグアイ共和国アスンシオン)、8月11日「ブラジル香川県人移住100周年記念式典」(於:ブラジル連邦共和国サンパウロ)に浜田恵造香川県知事、水本勝範香川県議会議長等16名が出席しました。
「パラグアイ香川県人会創立40周年記念式典」には、平井孝吉パラグアイ香川県人会会長をはじめとする県人会会員、在パラグアイ日本国大使、パラグアイ日本人会連合会会長など総勢95名の出席がありました。
パラグアイでは、日系人の世代は、一世、二世から若い三世、四世へと移ってきているなか、香川県がラ・コルメナ市に対して行っている農産物利活用の支援事業を通じて新しいつながりもでき、コルメナ市民の参加もあり交流を深めることができました。
会場では、写真展も開催され、これまでの県人会活動の変遷、香川県との交流の歴史と将来、香川県の産品や情報を発信する拠点となる「ふるさとプラザかがわ」構想も披露されていました。
また、前日には、フェデリコ・フランコ大統領を表敬訪問し、大統領から、これまでの日系人の功績と日本、香川県の支援に対する感謝の意を表され、これからも日本とパラグアイの国家間、県や市などの草の根レベルの間での関係がよいものであるようにとの思いを述べられました。
「ブラジル香川県人移住100周年記念式典」には、菅原パウロ農夫男ブラジル香川県人会会長をはじめとする県人会会員、在サンパウロ日本国総領事、ブラジル国会議員、空軍大臣など過去最多306名の出席があり、盛大に開催されました。
菅原会長の挨拶では、「香川県人が移住して100年が経った。この間、移住者である一世、二世などは大変な苦労をしてこられ、その方たちの努力により今の私達がある。このように盛大に式典を開催できることを大変喜ばしく思う。世代も四世、五世と若い世代へと代わっていっているが、日本の香川県人との交流がより深まることを願う。」と述べられました。
式典後の祝賀会では、100周年を祝うケーキカットや地元ダンサーによるサンバの披露があり、にぎやかな雰囲気に包まれました。最後の懇談会では、訪問団と県人会員で6〜8人のグループになるように分かれて、ざっくばらんに話し合いました。一世、二世たちからは、移住時のご苦労や現在の様子を、これまで香川県が海外技術研修員として受け入れた方たちからは、県で習得した技術、知識を生かして働いている状況の報告などがありました。時おり、香川県の昔と今の変わりぶりや出身地でのなつかしい話にも花が咲き、あっという間に時間が過ぎました。
そのほか、ブラジルでは、開拓戦没者慰霊碑の参拝やブラジル日本移民史料館を視察しました。
この度の訪問により、ブラジルとパラグアイの県人会の式典に参加し、交流を深める中で、県人の方たちが、日本、特に香川県との結びつきを大切にしていることを強く感じることができました。また、様々な苦労を重ねながらも困難を克服し、社会の様々な分野で活躍されている状況を伺うこともできました。
香川県も県人会の組織も、若い世代へと変わってきていますが、今後とも南米の各香川県人会の活動を支援し、良好な関係を深めていきたいと考えます。
1908年4月28日、ブラジルへの初の移住者を乗せた笠戸丸が、神戸港を出発しました。それから100年が経過した2008年(平成20年)、県では、日本人ブラジル移住100周年を記念して、様々な事業を行いました。
「日本人ブラジル移住100周年記念式典」等に出席するため、真鍋武紀香川県知事(当時)、松本康範香川県議会議長(当時)等11名の訪問団が、平成20年6月12日〜23日の日程で、アルゼンチン共和国、ブラジル連邦共和国等を訪問しました。
訪問団は15日、ブエノスアイレスで、アルゼンチン香川県人会による歓迎交流会に参加しました。交流会には総勢54名が集まり、移住高齢者表彰では、松本孝子さんが表彰を受けました。交流会終了後は、県人で花卉栽培家の加藤達也さんの農園を訪れました。
17日には、北伯(ベレン)香川県人会の歓迎交流会があり、約80名が出席し、移住高齢者表彰では星野静江さん他2名が表彰を受け、また、山本北伯香川県人会長は、憲法記念日知事表彰を受賞されました。
20日には、ブラジル香川県人会の歓迎交流会があり、120名余りが出席しました。会場には、100周年を祝い、ペルー香川県人会山田会長、パラグアイ香川県人会平井会長も出席されました。移住高齢者表彰では、上田稔さん他7名が表彰を受けました。
各県人会との交流会では、それぞれの出身地の様子や、移住の苦労話、県人の現地での活躍などの話で盛り上がり、「さくらさくら」をはじめ、懐かしい歌を全員で合唱するなど、楽しい時間を過ごしました。
21日には、午前中に、香川県で研修した元海外技術研修員との懇談会があり、午後には、今回の主たる訪問目的でもある「日本人ブラジル移住100周年記念式典」に参加しました。式典には、日系人等3万7千人が参加し、皇太子殿下も御臨席されるなど、盛大に行われました。
今回の訪問では、移住された方々が苦労を重ね、困難を克服し立派に活躍されている姿や、ふるさとに対する強い思いをお聞きし、胸が熱くなりました。今後も、幅広い交流を通じて県人会の活動を支援し、友好親善関係を強化していく必要性を改めて感じさせられました。
日本人ブラジル移住100周年の記念事業の一環として、(社)香川県サッカー協会選抜のサッカー少年18名とコーチら計22名が、平成20年7月24日(木曜日)〜8月1日(金曜日)の日程で、ブラジルを訪問しました。
初めて乗る飛行機がブラジル行きという少年も多い中、時差ぼけもものともしない元気な一行は、交流試合やホームステイなどを楽しみました。
現地での交流試合は、計3回行われました。結果は、8−0、5−0、3−1と残念ながら負けてしまいましたが、本場のサッカーのレベルに驚くと同時に、学ぶことの多い充実した試合内容となりました。初戦の相手、サンパウロのクラブチームのキャプテンである日系3世のダニエル剛君は「ブラジルとは違うスタイルのサッカーをする。反則も少ないし、ボールを良く繋いでいた。またこのような機会があれば是非対戦したい。」とコメント、互いに交流を楽しみました。
香川県人会館で行われた県人会との交流会では、「上を向いて歩こう」を日本語とポルトガル語を交えて歌いました。また、「一合まいた」の踊りを披露し、皆で一緒に踊って楽しみました。その後、現在、牧畜場を経営をしている丸亀市出身の北浦清己さんから、移住の話を聞かせていただきました。北浦さんは、「移住」を「雄飛」と表現し、少年達に夢を持つことの大切さを説きました。
その他、プロサッカーチームのゲーム観戦や、エンブ市場での買い物、移民資料館の見学などを楽しみました。最終日には、4日間お世話になったホームステイ家族とお別れをした後、エンブ市の小学校を訪問しました。教室では、少年団の訪問に備え、日伯交流年について勉強しているところで、小学生からは「寿司は食べていますか?」「サッカーは日本語でどう言いますか?」などの質問が飛び出しました。また、折り紙やこま回しなど日本の子どもの遊びを教え、ブラジルの小学生達は興味津々の様子でした。
様々な体験や人との出会いを通して、憧れの国ブラジルを少し身近に感じた少年達は、「サッカーがもっと上手くなって、またブラジルに来たい!」という新たな夢を抱えて、帰途につきました。出発した時より、心なしか一回り大きくなった18人の少年達。サッカー選手として、また、日本とブラジルの架け橋として、今後の活躍が期待されます。
高松市内の小学6年生を対象に、南米への移住について振り返りながら、郷土の歴史を学ぶとともに、異文化への相互理解を深めることを目的に、「日本人ブラジル移住100周年記念講座」を実施しました。
講師:今雪真善氏
(元JICA四国支部長、現牟礼町愛染寺・六萬寺住職)
訪問校:牟礼北小学校、牟礼南小学校、十河小学校、円座小学校、木太小学校
日本人ブラジル移住100周年記念事業に先立ち、2004年(平成16年)に南米移住者の歴史を体系的にまとめた「香川県南米移住史」が刊行されました。右下のリンクよりご覧いただけます。
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