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「ウミホタル」の観察レポート集計結果について
「夜の海岸で波打ち際に青く光るウミホタル」を皆さんは見たことはありますか?
昼間は砂に潜っていて、夜になるとエサを求めて活発に泳ぎ回り、体長3mmほどの小さな体で幻想的な青い光を放つウミホタルは、水質の良い海岸の砂底にすんでいます。一時期、水質汚濁や開発のため、その数が減少していたウミホタルですが、近年、瀬戸内海のいろいろな場所で見ることができるようになりました。
かがわ里海大学でも、「ウミホタル観察講座」が毎回大人気です。できるだけ多くの方にウミホタルを観察してもらおうと、今年は、高松市に加えて丸亀市でも開催したところ、134名もの方が講座を受講されました。採集したウミホタルの幻想的な青い光を実際に目にして、おとなも子どもも大歓声を上げていました。
さて、香川のどこの海岸でもウミホタルは見られるのでしょうか?
そこで皆さんに、いろいろな海岸でウミホタルを観察してもらおうと、「いつ、どこの海岸で、どれくらいウミホタルがとれたか」を報告していただく「ウミホタル観察レポート」を昨年度に引き続き募集いたしました。
東は東かがわ市から、西は三豊市まで16カ所の海岸で「ウミホタルを見たよ!」、の報告がありました。ウミホタルを夏休みの宿題のテーマにしまとめた力作と一緒に、報告を送っていただいた方もいました。ありがとうございます。
一番多く獲れたのは仁尾町の海岸で1,000匹の結果となっていました。ウミホタルは夏場の方が活動的なので10月下旬は残念ながら0匹の報告が多かったです。報告結果を下記のとおり取りまとめましたので、ご覧ください。
まだウミホタルを見たことがない方は、これまでの調査結果も参考にしていただき、是非、来年ウミホタルの採集に挑戦して、観察レポートを送ってください。
ウミホタルは、4月から10月くらいまで観察することができます。ウミホタルの採れる数は、
同じ場所でも季節や気温、時間やエサの種類などによって変化しますので、集計では0匹の場所
でもエサや採集時期などを変えることで採れる可能性があります。一度調査をされた方も、色々な条件で採集してみてください。
引き続き「海辺の生き物観察」のレポートも募集中です!!
また、県民参加型モニタリング調査「海辺の生き物観察」にも現在、134名もの方が参加され、レポートを提出いただいています。
小豆島からは小豆島環境と健康を考える会や小豆島自然観察会の皆さんから5地点ものレポートをいただき、小豆島は全般にきれいな海で、生きものもたいへん豊かであるとの観察結果をいただきました。今回の「海辺の生き物観察」の観察対象となる20種類の指標生物のほかにアラレタマキビやイシダタミなども観察されています。
また、10月13日の多度津町の海岸寺の海岸で、多度津町立白方小学校3年生の皆さんと生き物観察をしました。後日、子どもたちから観察した海辺の生きものの絵と「楽しかった」との感想文をいただきました。ありがとうございました!
「海辺の生き物観察」レポートは、11月末までに実施されたレポートを12月15日まで受け付けています。
海辺にどんな生き物が生活しているのか、あなたも海に行って観察してみませんか。
引き続き、「海辺の生き物観察」レポートをお待ちしています。
平成29年7月~10月
日時、場所、採取数等
1. ペットボトルの上部にカッターなどで穴をあけ、ひもを通します。
2. ペットボトルの中に石とエサ(魚肉ソーセージなど)を入れて海に沈めます。
3. 10分経ったらゆっくり引き上げます。
集計結果(マップ)(PDF:242KB)
集計結果(表)(PDF:99KB)
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