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核兵器の廃絶と世界の恒久平和は、唯一の被爆国である我が国はもとより、全世界の人類共通の願いである。
オバマ米国大統領は、去る4月5日、プラハで行った演説において、平和で安全な「核兵器のない世界」に向けた現実的かつ具体的な方途を追求することを明確に宣言した。
また、先般、来年5月の核兵器不拡散条約(NPT)運用検討会議に向けた第3回準備委員会において、核不拡散、核軍縮及び国際社会の平和と安全について、議題とすることが全会一致で合意された。
さらに、今月には、米露首脳会談において、核弾頭数削減の合意がなされ、第35回主要国首脳会議では、世界的な核軍縮・不拡散について、「核兵器のない世界のための状況をつくる」との首脳声明が採択されたところである。
こうした動きが、世界的な核兵器廃絶に向けた機運の高揚につながることを強く期待するものである。
よって、本県議会は、核兵器の廃絶と世界の恒久平和を希求し、すべての国において、核兵器の廃絶に向けた積極的な取り組みが推進されるよう強く求めるものである。
以上、決議する。
平成21年7月13日
香川県議会
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