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公開日:2020年12月10日

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在沖縄米海兵隊員による少女暴行事件に関する意見書

去る2月10日、沖縄本島において、在沖縄米海兵隊キャンプ・コートニー所属隊員による少女暴行事件が発生した。
女性に対する暴行は、肉体的、精神的苦痛を与えるだけではなく、人間としての尊厳を蹂躙する極めて悪質な犯罪であり、断じて許すことができない卑劣な行為である。特に、被害者が無抵抗な少女であることに強い憤りを覚える。
また、これまでも、米軍人等による強姦致傷事件や強盗致傷事件が発生しており、2月10日の少女暴行事件以後においても、女性暴行事件や住居侵入事件などが相次いで発生している。
このような悪質で凶悪な事件が依然として後を絶たないことを考えると、米軍の綱紀粛正や再発防止への取り組み、さらには軍人への教育のあり方にも疑問を抱かざるを得ない。
よって、本県議会は、今回の事件に対し厳重に抗議するとともに、次の事項が速やかに実現されるよう、国において措置を講じられるよう強く要請する。

  1. 被害者及び家族への謝罪並びに完全な補償を行うこと。
  2. 米軍人の綱紀粛正及び人権教育を徹底的に行うなど実効性のある具体的な再発防止策について万全を期すこと。

以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

平成20年3月19日

香川県議会

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