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骨髄移植は、白血病などの難治性疾患に対する根治的治療法として、国民医療に不可欠なものとなっており、骨髄バンク事業の進展に伴い、骨髄バンクを介した骨髄移植は着実に症例が増加し、今後とも事業の一層の推進が望まれている。
しかしながら、骨髄移植にとって不可欠なドナー候補者の血液検査料や、ドナー障害保険料、移植後のドナーの健康管理等調査料は、医療保険の適用とはならず、その経費約40万円が患者負担となっており、患者とその家族は過重な経済的負担を強いられている。
なお、海外から骨髄提供を受けた場合には、患者負担は300万円から500万円に達している。
一方、骨髄移植推進団体である「財団法人骨髄移植推進財団」は、ドナー登録会の開催増加に伴う費用や、症例数増加に対応するためのコーディネート業務にかかる調整活動費の増大などにより、患者の救命をすればするほど赤字が増大しており、その財政は破綻の危機に直面している。
よって、国におかれては、患者及びその家族の経済的負担の軽減と、骨髄バンク事業の健全な運営を確保するため、次の事項について格別の措置を講じられるよう強く要望する。
記
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成14年3月22日
香川県議会
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