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我が国の医療制度は、国民皆保険制度により、国際的に高い保健医療水準や世界有数の長寿の実現に大きく貢献してきた。
しかし、少子高齢化の急速な進展や長引く経済不況の影響が相まって、医療保険全体の財政悪化はもはや看過できない深刻な問題となっており、加えて医療技術の進歩や国民の意識の変化など、医療制度を取り巻く影響は大きな転換期を迎えている。
このため、国においては、第154回通常国会への医療制度改革関連法案の提出をはじめ、医療制度の抜本改革に向けた取り組みが進められている。
医療制度の抜本改革に当たっては、国民皆保険制度を堅持し、国民が安心して良質な医療サービスを受けられるようにするとともに、将来的に持続可能で安定的な制度を構築することが重要である。
よって、国におかれては、次の事項について格別の措置を講じられるよう強く要望する。
記
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成14年3月22日
香川県議会
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