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「かがわ山なみ芸術祭2016」において自宅兼喫茶店をキャンバスに提供した森本さん。
農林漁家民宿開業までの準備やエピソードなどをお聞きしました。
自宅を利用してサロンのような飲食店を営業していますが、あまり利用していない部屋が1階に2部屋(各8畳)あり、その部屋を活用しています。お一人一泊5,000円(朝食付き)です。朝食は、私のお店でのモーニング、または近所のうどんやさんでうどんを食べていただく事が出来ます。その場合は、うどん用チケットをお渡しします。うどん店の開店は午前10時となっています。夕食は、私のお店で召し上がっていただくことも出来ますし、少し距離はありますが他の飲食店のご案内もさせていただきます。
家族の反応はとても協力的でしたが、「知らない人が宿泊するのは、どんな方が来られるのか想像がつかない。不安があるので、初めは知人の紹介等のお客さんから始めたいね」という意見でした。
開業費用はほとんどかかっていません。部屋も現状のままで、布団等もお客様用として家にあったものを使用しました。経費としては、旅館業許可申請手数料と、消防法の関係で、家庭用火災警報器(各宿泊室に1個ずつ、計2個)の費用のみです。
香川県農村整備課の担当者さんがお世話して下さったので、面倒と感じることは何もありませんでした。
自宅の空き部屋を利用できるということです。
農業というと、最近は大規模農業を想像しますが、おじいちゃんやおばあちゃんが昔ながらの農業をしているところでも体験が出来ます。田舎や農業の“ほっこり”とするイメージがぴったりだと思います。
また、昔はよくみられた“大家族”のような雰囲気を味わってもらえたらとも思っています。
この町は、高松空港がすぐ近くにあり、高松へ行く時間と、東京へ行く時間に大きな差が無いという特徴があります。飛行機を利用し、遠方からこちらにおいでての農業体験も夢ではないのではと考えています。
近くの小学校が閉校になった後に、NPO法人かがわ・ものづくり学校が来られ、「山なみ芸術祭」という芸術の種を落としていただきました。農業も芸術だと考えると、“形にとらわれないファッション的な農業”もあっていいのでは?と考えるようになりました。そこに、人と人とのふれあいを通して信頼関係が生まれ、本当の農業や田舎生活に興味を持っていただけるきっかけになるような気がしています。楽しい農業を目指して、人と人をつなぐお手伝いをしていきたいと思っています。
住所 | 綾歌郡綾川町枌所西甲2034-3 |
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電話番号 | 087-878-1612 |
活用した建物 | 自宅 |
営業期間 | 通年型(木、金、土曜の夜に宿泊可能) |
宿泊スタイル | 部屋貸し |
体験メニュー | 田植え、稲刈り、野菜の収穫等の農業体験 |
食事 | 一泊朝食付き(夕食も提供可、別料金となります) |
宿泊料 | 1人1泊5,000円 (朝食用うどんチケット付、近隣のうどん店で利用可) 夕食が必要な場合は予約時にお伝えください。 |
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