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海岸堤防等海岸保全施設の中には築造後相当の年月が経過しているものが多く、部材の経年変化、波力等の影響による損傷や機能低下が進行している一方、地球温暖化の影響等による高潮被害の増加や海岸侵食の進行、破堤による被害等の発生が懸念され、これらへの対応が喫緊の課題となっています。
海岸堤防等老朽化対策緊急事業は、海岸堤防等の老朽化対策を計画的に推進することを通じて、海岸保全施設の機能の回復又は強化を図ることにより、人命や資産を防護することを目的としています。
なお、国の補助金を活用して事業実施する場合の国・県・地元市・町の負担する事業費の割合(※1)は下記のとおりです。
国 | 県 | 市・町 | |
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内地 | 10/20 | 9/20 | 1/20 |
離島 | 11/20 | 8/20 | 1/20 |
(整備期間 平成22年度~)
当海岸は、高度成長期に工業用地として埋め立てた際に築造した護岸であるが、波による損傷や経年劣化による老朽化が進んでいたために、平成22年度から海岸堤防等老朽化対策緊急事業により整備を行っています。既設護岸の前面を消波ブロック被覆式護岸により整備を行うことにより、波返しの高さを抑えることにより、景観に配慮した構造としています。
護岸(消波) | L=620m |
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海岸保全施設において、長寿命化等に資する計画の策定を行うことにより、老朽化が進む海岸保全施設の必要な機能を維持しつつ、将来の改良・更新コストの抑制を図るため、長寿命化計画の策定を行っています。
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