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公開日:2021年1月20日

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港湾・海岸の概要

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港湾の概要

香川県は古くから肥沃な讃岐平野を基礎とする農業県としての長い歴史をもつ一方、海の恵みを、国の営みの基礎として発展してきた海洋県でもあります。
本県は、瀬戸内海で本土と隔てられていることにより、運輸・交通の面では不便な点も多くあったものの、その一方瀬戸内海が存在することにより、様々な暮らしや生業の豊かさがもたらされてきました。
たとえば、温暖な瀬戸内海型気候、瀬戸内海の沿岸漁業、海岸の砂地で採れる金時人参や早堀り甘藷(=さつまいも)、石材や「讃岐三白(綿・塩・砂糖)」等地場産業品の海上輸送、全国から人々が参集した金比羅参り、大正時代における三菱製錬所の直島立地、番の州を中心とする戦後の臨海工業開発(鉄鋼・化学・造船・電力等)、魅力的な観光資源である多島美、海水浴に適する白砂青松の海岸など、枚挙に暇がありません。また、塩飽水軍の存在も我が国の海運業の発達を支えてきたものです。そしてこれら海の恩恵を人々が活用する場が港湾でした。
近代以降は、それまでの臨海工業開発に加えて、讃岐鉄道と山陽鉄道を結ぶ連絡船や宇高連絡船に代表されるような四国と本州を結ぶ海上輸送網が着々と整備され、港湾は陸海交通の結節点として重要な役割を果たしてきました。
瀬戸大橋の開通により、四国と本州を結ぶ海洋輸送網の拠点としての役割は薄れましたが、くらしや産業を支えるエネルギーの約9割、食料の約6割を海外に依存している我が国では、輸出入物資の99%以上が港湾を経由しており、港湾は物流・産業・生活を支える島国日本の礎として大きな役割を果たしています。現在、香川県において貿易港として特に重要な役割を果たしているのが高松港と坂出港であり、経済・社会のグローバル化の進展や環境に対する意識が高まる中、港湾が国際競争力を備えた活力ある経済・社会の構築や地域の方々の生活の安定等に貢献していくため、様々な取り組みを行っています。

 

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