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道路は、豊かな生活の実現と活力ある地域社会の形成に欠くことのできない、最も重要な社会基盤施設であり、その整備には、県民から強い期待が寄せられている。
現在、香川県では、「みどり・うるおい・にぎわいの創造」を基本目標と定め、各般の施策や事業を積極的に推進している。
なかでも、県土の均衡ある発展と活力ある地域づくりのため、本州四国連絡高速道路や高速道路と一体となった一般国道から県道、市町道に至る真に必要な道路網の整備が急がれている。
また、本県の人口10万人当たりの交通事故死者数は、昨年も全国ワースト1位という危機的な状況にあり、安全で快適な生活空間を確保するため、交通安全施設の整備や渋滞の解消などの諸課題にも積極的な対応が求められている。
さらに、今後、老朽化した橋梁やトンネルなどが急増し、道路の維持修繕費の増大が見込まれている。
今般、昨年末の道路特定財源の見直しに関する具体策に基づき、道路の中期計画の素案が示されたところであるが、国におかれては、地方の道路整備の必要性・重要性を深く認識され、次の事項について特段の配慮がなされるよう強く要望する。
記
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成19年12月14日
香川県議会
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