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ここ数年、地域や診療科での医師の偏在化、とりわけ勤務医の過重な労働による病院における医師不足が顕著となる等、深刻な問題となっている。県民が安心して地域で生活するためには、救急医療や産科・小児科医療などの医療サービスをいつでも受けられる体制を整備することが必要不可欠である。
こうした中、「緊急医師確保対策」が、政府・与党で取りまとめられたところであるが、地域医療を守るため、国の「緊急医師確保対策」に盛り込まれた6項目を強力に推進・実施し、その取り組みをさらに拡充強化する必要がある。
また、診療報酬改定の影響で中小病院の看護職員不足は深刻化しており、さらに、過酷な労働条件によりやむなく離職する看護職員も多く、労働条件、職場環境の改善が必要である。
よって、国におかれては、将来にわたって、県民誰もが安心して質の高い医療や看護が受けられるよう、医師及び看護職員の確保対策の拡充強化を図るため、次の事項について特段の措置を講じられるよう強く要望する。
記
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成19年10月5日
香川県議会
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