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先般来、アスベスト関連製品を製造していた事業所の従業員や周辺住民などが、中皮腫などアスベストが原因とみられる疾病により、健康被害を受けていることが全国的に報告されている。
本県においても、アスベスト製品の製造・加工に従事した者など十数名が、肺がんや中皮腫を発病し、労災認定を受けたことが明らかになっている。
現在、アスベストに関する法的規制は強化されているものの、アスベストを原因とする疾病は発症までの期間が数十年と長く、規制以前のばく露による健康被害の拡大や、今後、アスベストを含む建築物の解体や改造に伴い、新たに環境汚染や健康被害が生ずる可能性も懸念され、県民の間に不安が広がっている。
よって、国におかれては、こうした状況を踏まえ、国民の安全と安心を確保するため、次の事項について、特段の措置を講じられるよう強く要望する。
記
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成17年10月5日
香川県議会
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