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公開日:2017年5月11日

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環境への影響に対してどのような検討を行っているのですか?

ダム事業の実施にあたっては、周辺環境に与える影響をできるだけ小さくするため、周辺の自然環境や生息する動植物にどのような影響があるかを把握し、適切な保全対策を講じることが重要です。
そのため、香川県では、自然環境や動植物の生態に関する専門家、学識経験者を構成委員とする「香川県ダム環境委員会」を設置しています。ダム事業は環境への影響が大きいと予想されるため、負荷を極力小さく抑えるためのミティゲーション※1を図り、自然との調和のために必要な調査・保全対策などについて委員会から意見をいただくことにしました。

(1)自然環境調査

椛川ダム周辺の環境調査は、平成8年度から、文献調査、現地での動植物調査、重要種等個別調査、生態系への予測保全調査等を実施しています。その結果、ダム計画地及びその周辺での重要な動植物は、哺乳類2種、爬虫類4種、両生類3種、鳥類26種、昆虫類44種、魚類10種、底生動物9種、植物31種の計129種を確認し、ダム建設による種への影響等について検討しています。

ダム環境調査の実績

ダム環境調査の実績H.8〜H.13

ダム環境調査の実績H.14〜

1ミティゲーションとは?
mitigation。干潟・沼地の埋め立て・改変などの開発行為が、生態系や自然環境に影響を及ぼすと考えられるとき、開発による悪影響を軽減するために取る補償措置や代替措置のこと。わが国では、開発の対象となる生態系の持つ機能を他の場所で代償する行為を指すことが多いが、特に湿地を守るためにミティゲーションが盛んに利用されているアメリカでは、事業自体の見直しや規模の縮小も含まれる。

(2)香川県ダム環境委員会

川県ダム環境委員会は、ダム建設による周辺環境の変化に伴う動植物の生息・生育環境への影響について評価・検討を行うことを目的として設置されており、自然環境や動植物の生態に関する専門家や学識経験者(植物、鳥類、森林生態、底生生物、魚類、昆虫等)6名で構成されています。

これまでの委員会における主な審議結果は、各種委員会のページから参照できます。

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