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香東川は、阿讃(阿波と讃岐)の国境に源を発して北流し、瀬戸内海に注ぐ県内有数の河川で、県の中心部を流れています。
椛川ダムの建設される椛川は、この香東川(こうとうがわ)の支流で山間部を流れる河川です。
明治4年11月廃藩置県の際、讃岐11郡中の1郡として香川郡が本県の中心部にあったことから、県名として香川県となりました。
この香川郡の郡名は、「全讃史」(文政11年西暦1828年)中山城山著によると、
「此の郡の山奥に樺河という郷あり。上古、樺の古木ありて異香芬々たり。其樹の下より出るかほりありて、大河におちて、郡の中央を流れて海に注ぐ。郡中、馥郁(ふくいく)として勾ひ渡れり。因て香川郡といヘリ。」
とあり、この香川郡の名の由来が香東川、椛川にあるのです。
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