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ダムの水位がいっぱい(サーチャージ水位)になると、これ以上水を貯めることはできません。そのため、非常用洪水吐きから入ってくる水をそのまま下流に流すことになります。したがって、下流の堤防から水があふれることも予想されます。
しかしながら、この場合でも、流入する洪水以上の流量を下流へ流すことはなく、ダムがあることによって洪水被害が大きくなることはありません。
計画している洪水は、常用洪水吐きから放流します。最大毎秒190m3(立方メートル)の洪水量を毎秒70m3(立方メートル)まで減らして下流に流します。
計画規模(100年確率)以上の洪水が発生し、常用洪水吐きからの放流で対応できないときに、非常用洪水吐きからも放流します。なお、非常用洪水吐きの大きさは、ダム地点で発生が予想される最大規模の洪水(毎秒260m3(立方メートル))を安全に流せるものとします。
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