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結核感染症患者への服薬指導の様子
大学の精神科実習で受け持った患者さんの退院後の生活がどのようになるのか考えたことをきっかけに、地域で活躍する保健師に興味を持ちました。また、保健所実習の中で精神保健福祉や難病、感染症業務など幅広い分野で広域的な活動ができる県の保健師の仕事を知り、生まれ育った香川県に恩返しをしたいと思い志望しました。
個別支援としては、地区担当制で、精神疾患や難病を持つ患者さんなど、地域で生活する様々な方々の家庭訪問を行っています。また、ケース会議に参加し、関係機関との連携も図っています。このほか、結核の患者さんに対して服薬支援や接触者健診を行い、感染拡大防止のための業務を行っています。
地域への支援としては、母子保健業務を担当し、市町と連携しながら地域の健康課題解決に向けて取り組んでいます。加えて、県民の方々が安心して生活できるよう、保健所職員一丸となって新型コロナウイルス感染症の対応にあたっています。
8時15分 | 登庁 |
8時30分 | 朝のミーティング |
9時00分 | 家庭訪問準備、新型コロナウイルス感染症対応 |
10時00分 | 家庭訪問 |
12時00分 | 昼休憩 |
13時00分 | 家庭訪問記録 |
15時00分 | 新型コロナウイルス感染症対応 |
17時15分 | 退庁 |
新型コロナウイルス感染症の対応を行いつつ、通常業務も行うことは大変ですが、様々な工夫をしながら、自分が担当する個別ケースと関わっています。精神疾患を持つ方が保健師を相談先として認識し、思いを打ち明けてくださったり、表情の変化を感じられたりすると、少しでも力になれているのかなと嬉しく思います。このように、県民の生活に直接携われること、また、患者さんに笑顔が見られ、私まで元気を貰えていると気付いた時に、県の保健師になってよかったと感じました。
保健師は悩むことも多いですが、関わりの中で学ぶことも多く、やりがいのある仕事だと思います。
香川県の保健師は教育体制が充実しており、キャリアアップしていける環境が整っています。また、日々の業務について先輩保健師に相談に乗ってもらえるので、安心して働くことができます。
香川県がより良い地域になるよう、みなさんと一緒に活動できることを楽しみにしています。
(掲載内容は、令和5年2月現在のものです。)
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