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飼い主さんが飼い犬と楽しい暮らしを送るため、そして周りの方(ご近所さん、地域コミュニティなど)の安全で快適な生活環境を守るため、
犬を飼っている方は、責任を持って以下のことを実行しましょう。
日本では「狂犬病は過去の病気」と思われがちですが、海外では今も年間5万人以上の方が狂犬病により死亡しています。(狂犬病はいったん発症すると、ほぼ100%の確率で死亡する病気です。)
日本では、狂犬病予防法により、お住まいの市町に犬を登録すること(犬の生涯に一度)と、狂犬病予防注射を受けさせること(毎年1回)が、飼い主さんに義務付けられていますので、必ず行ってください。
また、登録と注射によって交付された「鑑札」と「注射済票」は、必ず犬の首輪など見やすいところに着けてください。
首輪、迷子札(名札)、マイクロチップの装着をして飼い主が分かるようにしましょう。鑑札と注射済票の装着も飼い主がわかる手がかりになります。
いなくなってしまった場合に誰かが見つけてくれたとしても、手がかりがなければ戻ってこられません。もしいなくなってしまい、探しても見つからない場合は、保健所、市役所・町役場・警察署に必ず連絡しましょう。
犬の鳴き声や排せつ物など、日頃から周りに配慮して飼いましょう。飼い主さんがしつけをきちんとすることで、犬、飼い主さんだけでなく、周りの方が安全で快適な生活を送ることができます。
放し飼いは条例で禁止されています。また、犬が逃げ出すなどして交通事故にあったり、他人にケガをさせたりすることを防ぐためにも、犬は敷地内でつないで飼うか、逃げ出さない構造の柵内などで飼いましょう。
散歩の時は、飼い主さんが犬をコントロールできるよう、必ず、適切な長さの引き綱(リード)をつけましょう。
また、ビニール袋を持参するなど、犬のふんは、飼い主さんが責任を持って持ち帰りましょう。
備蓄品の準備、避難訓練、日常におけるしつけ等をしておき、災害時には犬と一緒に避難しましょう。
犬は、オス・メスとも生後1年くらいで、子どもを作ることができるようになります。子犬を望まない場合は、早めに動物病院で不妊去勢手術をしましょう。また、不妊去勢手術をすることで、動物の性格が穏やかになる、生殖器(前立腺や子宮など)の病気の予防になる、満たされない性的欲求から解放されるといったメリットもあります。
きちんと飼えるか、寿命を迎えるまで面倒を見ることができるか考えてから飼いましょう。
虐待したり捨てたりする(遺棄する)ことは犯罪です。違反すると、懲役や罰金に処せられます。
犬の心身に肉体的な苦痛・精神的な苦痛・多大なストレス等を与える行為は絶対にやめましょう。
動物の種類や習性などを正しく理解し、動物がその命を終えるまで、愛情を持って飼い続けましょう。
予期せぬ状況の変化などで、どうしても犬を飼い続けることができない場合もあるかもしれません。
そんなときは、まず、飼い主さん自身で新しい飼い主さんを探しましょう。
【新しい飼い主を探す方法の一例】
など
いろいろな方法で新しい飼い主さんを探してみて、どうしても新しい飼い主さんが見つからない場合、保健所にご相談ください。
動物を捨てることは犯罪です。決してしないでください。
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