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公開日:2024年1月17日

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斑点米カメムシ類

ミナミアオカメムシ

学名:Nezara viridula

水稲では成虫および幼虫が開花直後から収穫期までの全期間を通じて加害する。また、水田内でも繁殖することができ、1頭あたりの斑点米生成能力はカメムシ類の中でも特に高いとされている。
水稲では出穂期ごろに成虫が圃場内に侵入し、出穂から10~20日ごろから発生量が増加する。この時期に幼虫により吸汁が多くなり斑点米ができると考えられている。

 

ミナミアオカメムシの生態と防除について(PDF:625KB)
 

ミナミアオカメムシ成虫
ミナミアオカメムシ成虫
 

ミナミアオカメムシ3-4齢幼虫
ミナミアオカメムシ3~4齢幼虫

ホソハリカメムシ

学名:Cletus punctiger

体長:9~11mm

体は褐色で細い。春から夏にかけて餌となるイネ科雑草を転々と移動し、7月中旬以降に出穂するヒエ類などで産卵・繁殖する。水田への飛来侵入は早生水稲が出穂する時期にみられるが、8月以降は出穂しているヒエやメヒシバなどに移動するため、出穂の遅いイネへの飛来および被害はしだいに少なくなる。

ホソハリカメムシ1
ホソハリカメムシ成虫

クモヘリカメムシ

学名:Leptocorisa chinensis

体長:15~17mm

5~6月以降イネ科雑草へ移動し、雑草地で産卵・増殖した個体が早生水稲の出穂時期に飛来侵入する。
被害としては斑点米の産出に加えて、吸汁による不稔、また加害の程度が激しい場合は胚の変色や変形を引き起こす。

クモヘリカメムシ2
クモヘリカメムシ成虫

トゲシラホシカメムシ

学名:Eysarcoris aeneus

体長:4.5~6mm

トゲシラホシカメムシ1
トゲシラホシカメムシ成虫1

トゲシラホシカメムシ2
トゲシラホシカメムシ成虫2

アカヒゲホソミドリカスミカメ

学名:Trigonotylus caelestialium

体長:4~6mm

体は緑色で細長い。

アカヒゲホソミドリカスミカメ成虫1
アカヒゲホソミドリカスミカメ成虫

アカスジカスミカメ

学名:Stenotus rubrovittatus

アカスジカスミカメ成虫

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