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12月9日(月曜日)研究生が自ら企画・実施した初めての試み「漆のお椀でご飯を食べる会」を開催しました。本来の日本食文化の一つである漆器の良さや使い心地を自ら体験し、漆への理解をさらに深めるため、日頃漆を使って作品を制作している研究生が自分で塗ったお椀とお箸を使ってご飯を食べるという趣旨の会です。
漆の椀は保温性があるのでご飯が冷めにくいうえ手触りが良く、抗菌性があるのが特徴です。研究生たちは自作のお椀に炊き立てのご飯を盛り、持ち寄った出身地の漬物などを添え仲間たちと味わいました。蒟醤(きんま)の重要無形文化財保持者である主任講師の山下義人先生からは、お椀の歴史や特性、制作方法などの講話がありました。漆器の使い心地を再確認できたとともに、知識や関心をさらに深める良い機会となりました。
「漆のお椀でご飯を食べる会」の様子
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