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直島町では、「直島町総合計画」における町の理想の将来像である「美しい自然と利便性の高い整った生活環境につつまれた住みよいまち」の実現に向け、従来の分別収集品目であるアルミ缶、スチール缶、ガラスビン(3種類)、ペットボトルの6品目に、新たに13年度にはその他プラスチック容器を品目に加えるなど、分別・収集の徹底に努めている。
また、容器包装リサイクル法や家電リサイクル法等の円滑な実施やごみの減量化・リサイクルなどの取組みを一層促進するため、リサイクル関連ポスターを役場ホールに掲示するほか、町の広報紙やチラシなどで、住民に対して、ごみの発生抑制、不法投棄防止、ごみの正しい出し方などの普及啓発を実施している。
また、家庭用生ごみ処理機の利用促進を図るため、コンポストの購入助成を平成4年度から開始し、平成12年4月には電気式生ごみ処理機の助成制度を追加し、現在生ごみ処理機は町内で300世帯以上が助成を受けており、今後全世帯への普及を目指している。また、マイバッグの持参運動やリターナブル製品の利用促進を消費者に呼びかけ、婦人会や商店にも協力を要請するなど、住民の日常生活段階において環境負荷の低減を図っている。
町役場では、事務用品やコピー用紙、印刷物等については、可能な限り再生品などを優先的に購入するいわゆるグリーン購入を進めるとともに、各職場において、ごみの分別排出や古紙の回収を徹底するなど、環境に優しい取組みを積極的に進めている。また、瀬戸内海の環境負荷の低減と水資源の有効利用を図るため、下水処理排水の工業用水などへの再利用について、県の補助を受け再生水利用基本計画の策定に取り組んでいる。
さらに、直島町には、瀬戸内の美しい自然とともに、世界的にも有名な現代アート美術館・ホテル、国際キャンプ場、著名な建築家の設計による公共建築物等の施設などが整備されており、また、同町においては、歴史とアートの融合という新たな試みとして、古い民家を修復・保存し、そこで現代美術作家が作品を制作・展示する「家プロジェクト」も行われるなど、住民、企業、行政が一体となって、地域の文化・歴史・伝統・自然環境などを活用したユニークなまちづくりが行われている。
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