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有価金属リサイクル施設は、廃自動車や廃家電のシュレッダーダスト、銅等含有スラッジ、基板類をロータリーキルン炉で溶融処理し、製錬工程上障がいとなる可燃性分を除去し有価金属を濃縮するとともに、廃棄物等の燃焼に伴って発生する熱エネルギーから蒸気を回収し、発電に有効利用する施設である。
三菱マテリアル株式会社
香川郡直島町4049-1(配置は図―3のとおり)
敷地面積:6,000・
処理計画量:5,000t/月
本施設は以下の点において特色がある。
シュレッダーダスト及び銅等含有スラッジの収集・運搬は、トラック又はトレーラーにより、フェリーを経由して再資源化施設に運ぶ計画である。また、基板類の有価物の運搬については、既存の貨物船ルート又はトラックによって搬入する計画である。
事業運営資金は、シュレッダーダストなどの排出事業者からの処理委託収入及び再生品(非鉄金属等)の売却収入を充てることで、収支計画が立てられている。
5,000t/月を処理する施設規模を計画していることについては、瀬戸内海を中心とした地域(1府9県)から、廃家電シュレッダーダストが約3,492t/月、廃自動車シュレッダーダストは約12,501t/月、銅等含有スラッジが1,325t/月発生していると推計されており、このような原材料の発生状況により、原材料は確保できる見通しであることから、施設規模は適切である。
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