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ブラジル香川県人会
井上 マリアナ
(平成28年度研修員)
私の名前は井上マリアナです。ブラジルのサンパウロに住んでいます。私の祖父は香川県で生まれました。
2016年に日本語の研修をしました。香川県にいたときは、穴吹ビジネスカレッジ日本語学科で勉強しました。
先生と同級生のおかげで、とてもはやく日本語を勉強できました。
その勉強の成果があって、香川県人会やブラジルの日系人、仕事のコミュニケーションがうまくいくようになりました。
日本語を勉強している友だちに教えたり、疑問を解決できるようになって、とてもうれしいです。
香川県にいるあいだ、祖先の文化をたくさん学びました。
またブラジルの文化を伝えるのに話したり、調べたり、発表の準備をしました。
帰国してからずいぶん経ちますが、今も香川県人会のイベントに参加しています。
今日はブラジルの伝統行事について紹介します。
毎年6月はブラジルの伝統的なお祭りの月です。その6月祭(フェスタ・ジュニーナ)はブラジルで2番目に大きなお祭りです。
ヨーロッパからの移民には収穫の記念のお祭りでもあり、カトリック教会にとっては6月は3人の聖人(13日のサント・アントニオ、24日のサン・ジョアン、29日のサン・ペドロ)の誕生を祝う月です。
16世紀ポルトガル人がブラジルを植民地にして、6月祭を持ってきました。
今日ではお祭りでダンスや食べ物や遊び、そしてお祈りがあります。にぎやかなリズムのフォホーやフォークダンスなどをザブンバ、トライアングル、アコーディオン、パンデイロなどの楽器で演奏で踊ります。
とうもろこしやキャッサバで作られた美味しい食べ物が並びます。
焚き火を囲んでラードを塗った高い丸太に登ったり、田舎風の結婚式をします。
面白いことに、結婚したい娘は、サント・アントニオに祈ります。
お祭りでは、チェック柄のシャツにやぶれた麦わら帽子をかぶって、田舎風(カイピーラ ※先住民トゥッピー族の言葉)の格好をします。
6月祭は元々ヨーロッパから来ましたが、先住民やアフリカ系やその他の民族移民によって、ブラジルのお祭りになり文化になりました。
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